図は△３七歩に▲４八金寄と先手が逃げた局面です。ここで後手にうまい追撃がないと、９筋を攻められているので後手は苦しくなります。攻めを繋げる一着はあるでしょうか。


（岩根女流三段は攻めを繋げることができるかどうか。勝負どころの局面）

（吟）

（手番の伊藤女流名人は再開されてもすぐには指さず、しばらく考え込んでいました）



（着手を待つ岩根女流三段）

（吟）

図の局面で伊藤女流名人が６分ほど使って昼食休憩に入りました。消費時間は☗伊藤女流名人21分、☖岩根女流三段１時間37分。昼食の注文は両者ともありませんでした。対局は12時40分に再開されます。


（12時を少し回った対局室。岩根女流三段が考え続け、伊藤女流名人が退室するところでした）

（吟）

先手は矢倉に、後手は美濃囲いに組みました。図は６分26秒の考慮で、先手の伊藤女流名人が動いたところです。対して岩根女流三段はまったく同じ考慮時間の６分26秒で、△同歩と応じました。以下▲6五歩△７三桂▲８八飛と進行しました。

（端から動いた伊藤女流名人）

（吟）

（伊藤女流名人が王将を手に駒を並べる）



（振り駒の様子。伊藤女流名人の振り歩先で行われた振り駒は歩が４枚。伊藤女流名人の先手に決まりました）

（吟）