172手で、清水女流六段が甲斐女流五段をくだしました。終局時刻は17時49分。消費時間は▲甲斐３時間０分、△清水３時間０分（チェスクロック使用）。勝った清水女流六段はベスト８に進出。次戦では里見香奈女流四冠と対戦します。


（睡蓮）
 

図は後手が王手竜取りをかけたところ。一時は先手が寄せきりそうでしたが、後手のうまい粘りでわからなくなりました。対局を終えた千田翔太六段が中継室を訪れ、「激戦ですね」とコメント。後手は△２六桂が切り札です。

（生姜）

▲７二飛成と王手をかけながら竜を作ることに成功しました。△３三玉▲３二金△２四玉（△４四玉は▲４二竜以下詰み）▲２五金△１三玉▲２一金が厳しく、先手が優勢になりました。

（生姜）

後手ややよしの形勢のまま、終盤戦に入りました。しかし、後手に明快な決め手が難しく、逆転してもおかしくありません。両者とも一分将棋です。

（生姜）

図は先手が▲４五歩と打った局面です。

後手は金取りを手抜いて△４六銀と打ちました。▲４四歩△４七銀成の進行は次に△３七成銀▲同玉△４六角打があるため、後手が勝ちそうです。▲４四歩に△同飛と取る手の味もよく、形勢は後手がリードしたと見ていいかもしれません。

（生姜）