[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


本戦2回戦▲里見咲-△西山戦は、102手で西山三段が勝ちました。終局時刻は15時39分。消費時間は▲里見女流初段2時間51分、△西山三段2時間7分(チェスクロック使用)。勝った西山三段は、準決勝で里見香奈女流五冠と対戦します。

(夏芽)

第11期 >> 本戦2回戦

続く熱戦

2017.12.22

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

里見女流初段は▲5三銀打と絡んでいきました。

△9五銀なら▲5二銀成△同金に▲7三歩成が受けにくいです。西山奨励会三段はわずか5分の少考で△7五桂と跳ねました。

▲同銀なら△9五銀、▲7五同角なら△同銀とすれば先手の攻めを遅らせることができます。里見女流初段がうまい返し技を見せましたが、西山奨励会三段も負けていません。熱戦が続いています。

(武蔵)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


里見女流初段は反撃の一着として▲9五角打と指しました。次の▲7三歩成を見せ、持ち駒が増えれば▲8二銀から、直接襲いかかることもできそうです。棋士室では(1)△3九飛成▲4九歩に△3六竜引や、(2)△8四銀▲7三歩成に△同銀上が候補に挙がっています。

(武蔵)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

14時40分頃、西山奨励会三段が△3七歩と王手をかけました。

▲4七玉には△3八銀が露骨ながら厳しい王手になります。よって、里見女流初段は▲3七同桂と応じ、△同桂成に強く(1)▲同玉と取りました。代えて、(2)▲3七同金では、△8八飛の角金の両取りが受けづらかったようです。本譜は▲3七同玉に△3九飛と打ちました。▲3八金は△3六飛なので▲3八桂ですが、そこで△8九飛成とすれば、△2五桂と角取りがいちどには受かりません。

(苦しい局面を迎えている里見女流初段)


(14時50分頃、西山奨励会三段の師匠である伊藤博文七段が棋士室に来訪した)


(武蔵)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お昼過ぎ、関西将棋会館3階にある「棋士室」の様子をお届けします。棋士や奨励会員、関係者が対局の検討や練習将棋を行う場所です(関係者以外は立入禁止)。

(棋譜を並べる星野良生四段)

(本局の展開を読み進める西田拓也四段)

(奨励会員と練習将棋を指す西川和宏六段)

(武蔵)