棋士室に立ち寄った大石直嗣六段。本日、マイナビの新刊『1冊で全てわかる 角交換四間飛車 その狙いと対策』が全国の書店で発売されました。
【1冊で全てわかる 角交換四間飛車 その狙いと対策】
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=77438
(夏芽)
香川女流三段が仕掛けて以降、局面は52手目△6四同角まで進みました。
棋士室で本局を観戦している稲葉陽八段は、現局面を見て「▲7四歩△9七角成▲同香△7八角に、一例は(1)▲6八飛△8七角成▲8五桂(参考図)です。後手はよほどうまく指さないと6三の銀が負担になるでしょう。先手は3八に金が締まっていないのが唯一の懸念で、例えば(1)の順は△6七歩▲同飛△7六馬のあとに△6七馬と飛車を取った手が4九の金に当たってきます。それが嫌ならば(2)▲6六飛など、先手が工夫しなければならないかもしれません」と見解を述べています。△6四同角までの消費時間は▲里見女流五冠1時間35分、△香川女流三段1時間26分です。
(夏芽)