▲岩根－△上田戦は、岩根女流三段の勝ちとなりました。終局時刻は16時10分。消費時間は、▲岩根３時間０分、△上田２時間18分。勝った岩根女流三段は、２回戦で小野ゆかりアマと対戦します。

（玉響）

先手よしと見られていましたが、後手の上田女流三段がうまく先手玉に嫌みをつけて優劣不明の終盤戦となっています。互いに自玉は安全な形ではないため、わずかなミスが勝敗に直結してしまいそうです。岩根女流三段はすでに持ち時間を使いきって一分将棋に入っていますが、上田女流三段は、まだ１時間ほど時間を残しています。

（玉響）

図は15時頃、▲６四銀と打った局面。華々しい応酬が続いています。
現局面は、豊富な持ち駒と、竜の力が大きく、先手がリードしていると言えそうです。ただし、先手は薄い玉形なので、自玉との兼ね合いを考慮して攻める必要がありそうです。対して、後手の上田女流三段がどのように対応するか注目されます。

（上田女流三段）

（玉響）

東京・将棋会館１階の販売部では、さまざまな将棋グッズが販売されています。

（マイナビ出版の棋書が数多く並べられている）

(本局で上田女流三段が採用した戦法）

(新刊の『菅井ノート 相振り編』）


（玉響）

図は、△６五桂と銀取りに跳ね出した局面。ここで岩根女流三段が構わず▲２四歩と攻め合いました。以下、△７七桂不成▲同金上△６五歩▲２三歩成と進み、両者、一歩も引かない中盤戦となっています。


（岩根女流三段）

（玉響）