14時32分、△５七桂に対し、西山奨励会三段が▲５二銀と着手しました。この手が厳しく、先手勝勢といって過言ではない、と石井四段。以下△５二同金には▲３二成桂△１二玉▲２二銀で後手玉は寄り筋です。


（昼食休憩明けの西山奨励会三段）

（睡蓮）

図は14時10分過ぎの局面。後手が△５三角として先手の歩を払ったところですが、石井四段はこの手を見て意外そうな声を上げました。
代えて△８五歩と桂を取り、以下▲８一馬△６二飛と進めれば簡単ではないというのが石井四段の見立て。△５三角では８五の桂が残ってしまうので、以下▲８一馬△６二飛▲５五桂と進めれば先手が優勢になりそうです。

（睡蓮）

（本局についてのレポートは『週刊将棋』12月16日号に掲載予定です。写真は12月９日号）

（睡蓮）

図は13時15分頃の局面。再開からパタパタと10手ほど進みました。午前中は先手の模様がよさそうでしたが、ここまでくると後手の形もほぐれており、難しい勝負になっているようです。


（昼食休憩明けの伊奈川女流初段）

（睡蓮）

13時になり、対局が再開されました。

（両者、12時50分には対局室に戻っていた）



（再開後、伊奈川女流初段はすぐに着手した。指し手は△６三銀）

（西山奨励会三段は数秒で▲７五飛とし、７四の歩を守った）


（睡蓮）