―― 　一局を通していかがだったでしょうか。

伊奈川 　よくある将棋でしたが、中盤は難しかったと思っていたのですが、王手が掛かりにくい形になったので何かあるかなと。

―― 　どの辺りで指しやすくなったと思いましたか。

伊奈川 　と金を作った辺りは難しいと思っていました。▲７七歩と打った辺りはなかなか詰めろがこないので、指しやすいかなと。

―― 　２回戦の抱負をお願いします。

伊奈川 　毎日頑張って挑みたいと思います。


――　一局を振り返っていかがだったでしょうか。
岩根 　▲４三歩（53手目）を軽視してました。垂らされて少しずつ悪くしてしまった。と金を作られて、ゆっくり指されるとあちらが堅いので。△６三金（52手目）と上がったところで何かあったかもしれないです。

図の局面で岩根女流二段が投了を告げました。
終局時刻は16時28分、消費時間は▲伊奈川２時間17分、△岩根３時間０分。勝った伊奈川女流初段は２回戦で西山朋佳奨励会二段と対戦します。

（マイナビ出版の書籍がずらりと並ぶ）


（本局は石田流ＶＳ居飛車穴熊の戦い）

（女流棋士会トートバック）　

（13時対局再開。岩根女流二段は△６五歩を着手した）

（△６五歩に伊奈川女流初段は腕組みをして読みを入れる）

（△６五歩が指された直後の対局室）　

▲４六銀と伊奈川女流初段がぶつけた局面を見た飯島栄治七段は「△４六同銀▲同飛に△４三歩は▲５五歩と堂々と指されてしまいます。▲４六同飛に△４五歩▲２六飛△７六歩▲５五歩の進行が考えられます。先手玉が堅く、居飛車を持ちたいですね」と話してくれた。

（中継室を訪れた飯島七段。肩から掛けているのは……）


「ひきかくくんエコバック）