通算100期か初の竜王か!? 10/11 第31期竜王戦七番勝負開幕!|将棋情報局

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通算100期か初の竜王か!? 10/11 第31期竜王戦七番勝負開幕!

10月11日、羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦(読売新聞社主催)七番勝負が開幕します。本ページでは両者のこれまでの対戦成績や近況から、竜王位の行方を占います。

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羽生竜王は防衛ならタイトル通算100期の偉業達成、逆に敗れれば27年ぶりに無冠となり、広瀬八段は初の竜王位獲得を目指すシリーズ、果たして栄光を手にするのはどちらでしょうか。

羽生竜王―広瀬八段 公式戦全対局

直接対決はこれまで23戦で、スコアは羽生竜王の15勝8敗とやや差がついています。

また両者は竜王戦七番勝負と同じ2日制、持ち時間各8時間で行われる王位戦七番勝負で2度(第52期、第56期)相まみえており、それぞれスコアは羽生竜王の4―3奪取、4―1防衛となっています。

ただし、今年度は広瀬八段が2―1と勝ち越していて、総スコアやタイトル戦での敗北、また中盤における9連敗の悪夢は、広瀬八段の中でほとんど消え去っていると見て良いでしょう。

戦型は、広瀬八段が「穴熊王子」と呼ばれ、振り飛車穴熊を愛用していた初期の頃は対抗形が多く、居飛車党へと転向してからは横歩取り、角換わりが主になっています。また、横歩取りが出現するのは、羽生竜王が後手の場合が圧倒的に多いことがわかります。

両者の直近10局

とにかく広瀬八段の好調ぶりが光ります。10月9日に行われた王将リーグ、対糸谷哲郎八段戦で敗れて連勝は11でストップしてしまいましたが、羽生竜王にとっては今現在一番イヤな挑戦者なのではないでしょうか。

戦型は互いに居飛車主戦。中でも一般的な矢倉や角換わりよりは、早繰り銀など新しいタイプの居飛車が増えている印象です。今シリーズも、相居飛車で互いに早い仕掛けを目指す将棋が見られると予想します。

 

100期か新竜王か。

歴史的にも、将棋の内容的にも見逃し厳禁! な七番勝負はいよいよ明日、10月11日に開幕します。

 

七番勝負の日程は以下の通りです。

 

 

竜王戦七番勝負は、以下で中継されます。みんなで見ましょう!

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著者

藤井草平(著者)