2018.10.05
礒谷真帆アマが初戦突破！ 新鋭大健闘！ 第12期マイナビ女子オープン本戦
１回戦はアマ、新鋭が大健闘！ 波乱の予感がします。
西山朋佳女王への挑戦権を争う第12期マイナビ女子オープンの１回戦、中村真梨花女流三段―礒谷真帆アマ戦が10月３日、東京・将棋会館で行われ、礒谷アマが勝って準々決勝に進出しました。
礒谷アマ、おめでとうございます！
相手の中村三段はこれまでタイトル挑戦３回、女流名人戦は挑戦者決定リーグに在籍中（連続６期）、今期は倉敷藤花戦で挑戦者決定戦まで勝ち進んだ実力者です。
その中村女流三段の得意戦法である四間飛車を真っ向勝負で打ち破った礒谷アマ。
※棋譜は＞＞こちら＜＜
次戦以降も強敵が続きますが、目が離せません！
７月７日、一斉予選で３人のプロを破って本戦入りを果たした礒谷アマ。本戦１回戦にも勝ってプロ４人抜き！
同日・同所で行われた岩根忍女流三段―武富礼衣女流初段戦も大熱戦でした。
最終盤、岩根玉に難解な詰みがありましたが、武富女流初段は秒読みの中、発見できず・・・
とても惜しかった！
【図は▲１七玉まで】
図から△２八銀なら先手玉は詰んでいた。以下▲２八同金△１六銀▲同玉△１五銀▲同玉△１四歩▲１六玉△１五歩▲２七玉に△２八金と金を取れば、駒台に金が２枚あって詰み。本譜は図で△１六銀だったためわずかに詰まず、武富女流無念の敗戦。
しかし、「また武富女流の将棋を観たい」と多くの方が感じた、そんな好局だったのではないでしょうか。
※棋譜は＞＞こちら＜＜
また、日付をさかのぼりますが、10月１日に行われた伊藤沙恵女流二段―加藤結李愛女流２級戦は、伊藤女流二段が大幅な持ち時間カットというハンデを乗り越えての勝利となりました。
カットの理由は電車遅延による約１時間半の遅刻。この日は東京・将棋会館のＪＲ最寄駅、千駄ヶ谷駅を通る総武線のダイヤが前日の台風の影響により大きく乱れ、ホームに人があふれないよう改札前で入場制限がなされた駅もあったほど、本当に大変な騒ぎだったのです。
伊藤女流二段も、対局のこと、対戦相手・加藤女流２級のことを考えつつ、駅の前で立ち往生を余儀なくされた一人だったかもしれません。
内容のほうは岩根―武富戦同様、こちらも新鋭の加藤女流２級が大健闘！
敗れはしたものの、タイトル戦常連の伊藤女流二段をあと一歩のところまで追い詰めました。
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これで今期本戦は、ベスト８が６人まで決定しました。
残る２戦、10月10日に行われる清水市代女流六段―甲斐智美女流五段戦と、10月21日に行われる谷口由紀女流二段―小野ゆかりアマ戦でベスト８が出そろいます。
トーナメント表は以下の通り。
今期ベスト８の顔ぶれは？ そして挑戦権は誰の手に？？？
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