2017.03.31
【将棋入門 基本ルール編1】駒の動きを覚えよう1 歩、玉、金、銀の動き
将棋は知的であると同時に格闘技のような興奮も味わうことができ、一度その面白さを知ったら一生楽しめる奥の深いゲームです。
しかし、ルールを覚えたいが教えてくれる人がいない、駒の動かし方ぐらいは知っているが、対戦の機会がなく上達できない、といった声が多く聞かれます。
この連載では、基本的なルールから、上達に必要な知識までお伝えします。最後までマスターすれば、将棋道場やネット将棋でデビューできるはず!
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駒は全部で40枚
まずは将棋の駒の並べ方を確認しましょう。並べ方は第1図の通りです。玉を一番手前の段の中央に据えて、左右対称に金、銀、桂、香と並べていきます。その一つ上の段には右から2筋目に飛、左から2筋目に角を置き、三段目には歩を9枚並べます。この状態からゲームがスタートします。
駒の動き
8種類の駒はそれぞれ異なった動きをします。性能の違いがゲームを面白くするのです。駒の動きを大きく分けると、離れた位置に動ける駒(飛、角、桂、香)と、隣接した位置にしか動けない駒(玉、金、銀、歩)に分けられます。それでは順に駒の動きを紹介していきましょう。歩の動き
まずは最も簡単な歩から。歩は前に一つずつ進むだけです(第2図)。いたって単純ですが、この歩をいかにうまく使うかが上達の道といえます。なにしろ20枚のうち9枚を占める駒ですから。
玉の動き
続いて玉。これは縦、横、斜めの隣接したすべてのマス目に動けます(第3図)。いちばん大事な駒で、取られると負けになります。
金の動き
金は玉の強力な守り駒であると同時に、敵玉にとどめを刺すことも多い駒です。金は左右の斜め下を除く隣接した6カ所のマス目に動けます(第4図)。また斜めに上がると一回では元の場所に戻れません。従って、上部に誘われて背後を狙われると意外にもろいです。なるべく下段にいるほうが効率の良い駒です。
銀の動き
銀は真横と真下を除く隣接した5カ所のマス目に動けます(第5図)。従って、銀は真上に誘われると一回では元の場所に戻れません。逆に言えば「銀は千鳥(斜め)に使え」という格言があるように、斜めに動いた方が良いことが多いです。銀は攻撃の際「切り込み隊長」的な働きをすることの多い駒です。
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