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お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 こんばんは。編集部の米澤です。
隣の島田の風邪がやっと治りました。約3週間ぶり。
 
今日は小ネタ?をいくつか。
 
☆▲羽生―△村田顕戦の裏側の裏側
 
以前、9月15日に行われた▲羽生ー△村田顕戦にちなんで1ページ紹介しました。
実戦の局面が書籍にもありましたという話でしたが、実は、その後の局面も書籍で紹介されていました。
紹介したのは下記の記事。
 
以前大流行した△8四飛+△4一玉型
なぜ廃れたのかを検証する流れからの結果3図。
この局面は先手が手厚いため、先手が指しやすいとみられているようです。
しかしここで「△5四飛はないだろうか」というのが村田五段の疑問提起。
そして実際に、上記の▲羽生ー△村田顕戦で結果3図が実現!
村田五段は後手を持って△5四飛!!
実戦は先手が手を変えたため、E図のようには進みませんでしたが、後手もチャンスが多い分かれだったようです。
 
何が言いたいかと言うと、本書は村田五段が本当に実戦で使う価値があると判断している手順がたくさん載っているということです!
原稿を受け取った編集部しか分からないことですが、実戦で現れる前に、この変化が執筆されていたんですよ?
 
△8四飛+△4一玉型で苦しんでいる方は是非本書でご確認を。
 
☆YSS新手の裏側
 
 
第13図は第3回電王戦▲豊島ー△YSS戦で現れた局面です。
YSS新手と呼ばれた手ですね。
プロアマ問わず注目を集めたこの局面、この後の変化ももちろん本書でしっかりフォローしています。
 
☆△4一玉戦法への対抗策
 
現在の横歩取りといえば△3三角戦法
しかし、実際に指すと△3三角以外の指し方でくる人も多く、横歩取りを指すのは苦労が多いという印象もあります。
本書ではこうした亜流の指し方に対して、村田五段おすすめの対抗策をひと通り解説しています。
その中でも特に明快だったものを1つだけ紹介します。
△4一玉戦法対策です。
 
 
第5図から、▲2四飛が村田五段推奨の一手。
対して、?△3八歩▲同銀△8八角成▲同銀△3三角▲2一飛成△8八角成▲7五角で先手良し。
(以下の手順も解説されています)
 
 
?△7六飛には▲2二角成△同銀▲8五角以下強く戦う手順が示されています。
 
この1冊があれば、知らない形に出くわしても一安心です。
 
☆△2三銀型からすぐに飛車をぶつける変化
 
 
第19図の局面、横歩取りをよく分からない私でも何度か見たことがあり、印象に残っています。
派手な変化ですからね。
 
 
本書で紹介されている最新の課題局面がこちら。
▲8四飛に代えて、▲7五歩が有力らしいです。
ほえー。
定跡の進化はすごいですねぇ…。
 
 
なかなか筋道立ててまとめて紹介するのが難しいため、今日はいくつか切り取って紹介してみました。
今日の記事を読んで横歩取りにロマンとスリルを感じた方は、書店で一度手に取ってみてください。
わくわくする一冊のはずです。
ではでは。
 
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