「矢倉△5三銀右戦法 仕掛けて勝つ後手矢倉の革命」から見慣れない攻め筋をご紹介|将棋情報局

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「矢倉△5三銀右戦法 仕掛けて勝つ後手矢倉の革命」から見慣れない攻め筋をご紹介

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 こんばんは。編集部の米澤です。

月曜日は10月発売予定の「三浦&阿部健の居飛車研究」から△5三銀右急戦を紹介しました。

三浦九段と阿部健五段と△5三銀右急戦

実は同日発売予定で進めている書籍がありま。
西尾明六段の「矢倉△5三銀右戦法 仕掛けて勝つ後手矢倉の革命」です。
ちょうどこの戦型ですね。

せっかくですので、ちょっとこちらの書籍でこの変化を見てみましょう。



第65図が月曜日の「先手の持ち駒が歩なら先手必勝」という局面。
読んでいただければ分かるかと思いますが、こちらの書籍の結論としては、▲5八香以下形勢互角となります。
やっぱり互角なんですねぇ。

また、「▲8二馬から▲8三馬を狙う手が有力だ」とありますが、この変化は「三浦&阿部健…」でも取り上げられています。
この変化は2冊の本で少しニュアンスが違うので、ぜひ読み比べてみてほしいです。

西尾先生の書籍では、この変化は「角交換拒否型」の一変化として紹介されています。
「角交換拒否型」では西尾先生がいろいろと面白い変化を紹介しているのですが、見た目が派手な変化を最後に簡単にご紹介します。



D図、銀取りなので普通は逃げますが、△5一金と寄る驚きの一手が有力。
以下▲6五歩△同桂▲7六銀△5七歩でむしろ後手が指せます。



思わず「ひょえー」と声が出てしまいそうな攻め方です。
これがちゃんと繋がっているんだとか。
この変化の続きは書籍にて。

この戦型はこういう見慣れない攻め筋が多く、後手番でこの戦法をマスターすれば、かなり勝ちやすそうだなぁというのが、全体を通して読んでの印象です。

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先日、上記2冊の見本が届きました!





※四間飛車の逆襲は比較用

分厚さの違いが分かるように並べて撮ったりもしたのですが、写真で伝えるのが以外と難しい…。
両方とも通常の書籍よりもページ数が多いのですが、特に西尾先生の本はびっくりするほどボリュームがありますので、ご期待ください。

ではでは。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
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