2014.03.10
長い１日＠週刊将棋３月12日号
週刊将棋渡部です。花粉のキツイ季節になりました。静岡は関東よりさらに強烈でした。
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Ａ級順位戦最終戦の静岡対局の取材へ。降級は屋敷伸之九段が敗れ、一番最初に決まってしまいました。23時過ぎにパタパタと３局が終局し、私も感想戦の取材へ。１時間ほど経って控室へ戻ってみると、何とまだ１局続いているではないですか！ しかも局面を見るとまだ終わりが見えない……。結局最後の１局が終わったのは午前２時過ぎ。対局開始が通常より１時間早かったことを考えると、記録的な時間となりました。大盤解説会にも多くの方が残っていたようで、皆様お疲れ様でした。本当に長い１日となりました。
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マイナビ女子オープンの挑戦者は加藤桃子奨励会員に。意表の角交換振り飛車を採用しての勝利でした。
終局後の記者会見では、里見さんの休場発表もあるということで、多くの報道陣が駆けつけていました。早く体調を治していただいて、また上を目指して戦う姿を見られる日がくることを願います。
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Ｃ級１組は最終戦が行われ、昇級残り１枠を佐々木慎六段と中村太地六段が争っていました。結果は両者ともに敗れて佐々木六段の昇級となりました。こういう場合負けを悟った時の気持ちと、終局後に競争相手が負けたのを知った時の気持ちはどのようなものなのでしょうか。
今期の順位戦昇級枠もＢ２とＣ２のそれぞれ１枠を残すのみ。最後の枠を勝ち取るのは誰になるでしょう。
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Ａ級の翌日には三段リーグの最終日が行われていたため、帰りに立ち寄りました。午前中の１局目は決まらず。４番手の方が持将棋指し直しになり、この日も長い１日を予感させる出だしに。２局目は１～４番手が同星で並び、それ以下は目がない状況となり、まずは２番手の宮本広志三段が勝ち、昇段決定。現行規定では史上最年長昇段とのことです。続いて３番手、４番手も勝ち、結果は１番手の星野良生三段待ちに。その対局は千日手指し直しとなり、この日の最後まで残るドラマチックな展開となりました。宮本三段の勝利から２時間以上経ったあと、ついに星野三段が勝利の印を押しに来て昇段決定。２日続けてとても長い１日でした。こちらの模様は次号にて！
星野新四段（左）と宮本新四段です。おめでとうございます
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その他今週号の内容はこちらで！
