2014.03.05
順位戦が佳境
皆さんこんにちわ。週刊将棋編集部の下村です。ブログ初登場です。前記事の加藤記者の「金沢ぶりしゃぶ記！」の話題に刺激を受けて？今後は私も書くことになりましたのでよろしくお願いします。
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将棋界は順位戦が佳境に入り、昨日のＣ級１組も劇的な昇級があったようですね。佐々木慎六段に自力の目があり勝てばすんなり昇級でしたが、佐藤秀七段に敗れてしまいました。取材担当の加藤記者によると感想戦は行われなかったそうです。残念ながら佐々木六段の昇級はならずと思ったのですが、順位戦のドラマはこれだけでは終わりませんでした。競争相手の中村太六段は先に終局した佐々木六段が敗れたことを知っていたかどうかは分かりませんが、菅井五段に敗れてしまったのです。昇級は自力の目を失って失意？のまま立ち去った佐々木六段に決まりました。この日、記者は取材担当ではなかったのでネット中継で観戦していましたが、どちらも指し手から対局者の心理状態が伝わってくるようでした。すんなり決まらないのも順位戦らしいのですが、佐藤秀七段、菅井五段の昇級候補を叩いた戦いぶりにも感動しました。佐々木六段、改めて昇級おめでとうございます。
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今週７日はいよいよＡ級の最終局、いわゆる「将棋界の一番長い日」です。毎年のように東京・将棋会館の対局ではなく、初めて外に飛び出して静岡市での開催です。我が週将編集部も私を含めた３人体制で総力取材をします。10人のトップ棋士たちの戦いぶりを余すことなくお伝えできればと思います。金曜日の対局なので土曜の朝までの締め切りに３面分を仕上げねばならず徹夜必至です。私たちにとっても「週将記者の一番長い日」になりそうです。週将記者の想いが詰まった３月12日号も、ぜひご購読よろしくお願いします。
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さて、記者は来週も忙しく、火曜日から王将戦第６局の取材で島根県大田市のさんべ温泉に出張します。現地で原稿を書き上げて帰京せずにそのまま日本海を北上！、富山県宇奈月温泉で棋王戦第３局の取材に移動となんとタイトル戦を連戦！温泉巡りの出張ですが、きっちり任務を果たしてきます。
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さんべ温泉は５年前の王将戦でも行きましたが、そのときは豪雪でした。バス停が雪に埋もれていましたが今年はどうでしょうか。(写真)宇奈月温泉は昨年の竜王戦第５局以来２度目です。森内竜王が復位した場所ですね。昨年秋は原稿送った後にせっかくのでトロッコ電車(写真)に乗りましたが、冬は休業中とのことです。ハードなスケジュールですが、いろいろな場所にも行くことができてこれも記者冥利につきます。良い記事を書いて、加藤記者のように現地の美味しいものを頂ければ、疲れも吹き飛ぶことでしょう。
それではまた次回に。
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