『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー 都様|将棋情報局

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『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー 都様

『マンガでわかる1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー第4弾です!

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダー企画
レビュー第4弾は都様に書いていただきました。

娘さんと一緒に挑戦してくださいました。
「子ども・初級者のための1手詰」なので、ピッタリのお二人に読んでいただけたと思います。レビューも大変わかりやすく書いていただきありがとうございました!
娘さんが「とよぴー先生」と覚えてくださったのには感動しました。

それでは、どうぞ!
 

この度棋書アンバサダーをする事になりました、都と申します。
観る将で何年も中継は観ているのですが、普段は仕事をしながら流し見していることが多いので、盤面をじっくり見て考えるというよりは解説の先生方のお話を楽しんでいるのに近いです。時々スマホアプリで詰将棋はしていますが、3手詰めがなんとか解けるかな?というレベルです。
今回はそんないつまでも初心者の私と、駒の動かし方も怪しい8歳の娘の2人でこちらの本のレビューをさせていただきます。



まずやはり、最初のつかみが秀逸です。
主人公の杏ちゃんが飛ばしたボールが、通りかかった豊島先生に当たってしまい、なんと…5人に分裂!?
この時点で娘は衝撃を受けたようで(私もXで流れてきたのを見た時は同じでしたが)、早く先を読みたい!と急かされました。



そんなとんでもない状況の中、杏ちゃんに将棋をレクチャーしてくれる豊島先生(の1/5)。
なんと杏ちゃんの方から「他の4人を早く探さないと!」と言われるまで将棋の説明をしてくれます。
さすがはプロです。将棋愛が半端ないです。

そして2人は詰将棋を解いていくことになるのですが、とにかくイラスト・漫画のさざなみさんの絵が可愛くて、なんとほとんどのページにイラストが載っています。
しかも、豊島先生が5人に分裂していることによって、豊島先生の表情が5倍のパターン楽しめます。
イラストのおかげで説明がとてもわかりやすいので、娘も飽きることなく何度も駒の動きのページを確認でき、問題に取り掛かる前にだいぶ覚えられました。

さぁ、私たち親子も実際に詰将棋を解いていきます。
全ての問題にヒントと豊島先生&杏ちゃんからのアドバイスがあり、初心者でもわかりやすくなっています。
でもちゃんと自分で考えさせてくれる絶妙なバランスです。
ページをめくると解答があり、間違えやすい箇所の解説も載っているので「なるほど、だからこの場所ではダメだったのか」とすぐ納得できるのがいいなと思いました。



杏ちゃんが初心者目線の素直な感想を言ってくれて、



豊島先生はわかりやすくポイントを言語化してくれています。

将棋の中継で、解説で「これはバランスの取れた美しい陣形ですね」「これは気持ち良い手ですね」など言われることがありますが、私のような何年観ていても棋力なしの人間には、正直ピンと来ない事も多いです。
しかしこの本の解説を見ると、駒の配置の美しさや指して気持ちの良い手というのが少しわかったような気がしました!
娘も、一つ一つの駒の効きを確認しながら「ここだと取られちゃうから~、こっちは逃げられちゃうし…」とじっくり考えて取り組めていました。

それから、進めていくうちにミニしま先生が1 人・また1 人…と戻ってくるので、それもやる気の源になったようです。私たちは数日かけて問題を解いたのですが「今日はここまでにしようか?」と言うと「次のミニしま先生を見つけるまでやる!」と言われて、そこまで進める…というパターンになっていました。

そんなこんなですべての問題を解き終わり、
ミニしま先生たちも全員集まった時…
娘は豊島先生を「とよぴー先生」と親しみをこめて呼ぶようになっていました。
間違えた問題ももちろんありましたが、納得して進めたので達成感もあり、楽しく解けたようです!

何度も繰り返し解くのもよし、5人の豊島先生を楽しむのもよし…と何度も開きたくなる本だと思います。イラストと漫画を眺めているだけでも楽しいですよ!
ぜひ皆さんお手に取ってみてくださいね。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
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