『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー その2|将棋情報局

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『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー その2

『マンガでわかる1手詰』棋書アンバサダーによるレビュー第2弾です!

お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 『マンガでわかる 子ども・初級者のための1手詰』棋書アンバサダー企画
レビュー第2弾です。

「観る将」ならぬ「観る将之」だという生粋の豊島九段ファンの方に書いていただきました。

それでは、どうぞ!
 


目の前に豊島先生が居る感覚で読める!

還暦間もない主婦です。

将棋との関わりは、幼い頃、父と兄がたまに指していたのを横で見ていた程度。仲間に入れてもらっていません。その頃はテレビの相撲に夢中な子でした。
大人になり、羽生先生の将棋ブームの頃も、将棋自体に興味がある訳でなく、羽生先生がCM出演されていた学習教室でアルバイトをしていました。
そして結婚、四年ほど前子育てが落ち着いた頃、夫が将棋に興味を持ち始め、一緒に観る将への一歩を踏み出してしまいました。私も相撲好き・漢字好きであるせいか、将棋への導入はスムースでした。そんな、観る将も日の浅い頃から、私は豊島先生にどんどんハマっていきました。観る将→観る将之です。

今回、先生監修の本が発表となり、機を逃すまいと思い切ってアンバサダーを申し出ました。
棋力はウォーズ9級です。スマホゲームばかりで実戦はほとんど皆無です。

本書『マンガでわかる子ども・初級者のための1手詰』は、私のような超初心者=テレビ対局の解説者が言ってることが訳解らん状態の人間でも、理解できるようになるかもしれないと思ってしまう、うってつけのタイトルですね。ゲームでは勝手に勝敗が解ってしまうので、「詰み」の感覚が解らないのです。詰将棋アプリでもなんとなく正解することはありますが、実感したいと常々思います。この本ならその実現に近づくのではと思いました。

豊島先生は「まえがき」で、子どもの頃マンガの入門書で将棋を覚えたと書かれているように、初心者の読者に寄り添って下さっているのでしょうね。また、「まえがき」では、基本は1手詰を解くことであり、答えを見てしまっても構わない、と説かれています。先生の、優しく広い心を感じます……。ブートキャンプ前の静けさです。



本書は豊島先生監修ですが、著者は小田切秀人先生でいらっしゃいます。子どもやアマ棋士の指導に造詣が深い方だそうです。
さざなみさんの描かれるマンガは、可愛らしく生き生きとして、タイトルにも書いたように、目の前に先生が現れたような愉しさです。分身してしまった「ミニ島先生」が、多くの方々におなじみの様々な姿で将棋を教えてくれます。

読み進めると、
◎ミニ島先生を集める
◎81問の1手詰問題を解く
という2つのミッションに気付かされます。さすがは豊島ブートキャンプ!

本文の漢字には全てふりがなが振ってあり、お子さまも大丈夫。マンガから読んでもどこから読んでも入りやすい構成になっています。

どうやって分身したミニ島先生を集めるのか。81問目まで解くことができ、自信がついた頃には、きっと……。

豊島ファン垂涎の豊島ネタ満載の本書。
さいごに、さざなみさんが描いた、ミニ「ミニ島先生」



これは読者の皆さんも、本で見るのを楽しみにしていただきたいです。
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