2024.07.08
好きな将棋の手筋は? 最も多かった回答とまさかの回答
『令和6年版将棋年鑑』棋士名鑑の一部を紹介!!
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皆さんこんにちは。「やってみなはれ。やらな、わからしまへんで」でおなじみの編集部島田です。
本日も『令和6年版 将棋年鑑2024』を紹介する使命を帯びてやってまいりました。
今回紹介するのは「棋士名鑑」です。棋士の先生に20個ものアンケートに答えていただく将棋年鑑における不動の人気コーナーでございます。
将棋年鑑を買ったらまずここを読む、という方も多いのではないでしょうか。
今日は20個のアンケートの中から「好きな将棋の手筋は?」に対する棋士の皆さんの回答をご紹介したいと思います。よろしくお願いします。
ポイント1 最も多かった回答
皆さんは将棋の手筋と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。たたきの歩、継ぎ歩、垂れ歩・・・いろいろありますね。その中で今回、棋士から圧倒的な支持を集めた手筋があるのです。
それが何を隠そう「ダンスの歩」です。
歩で金を翻弄して取ってしまう魔法のような手筋ですね。
実際の回答を見てみましょう。
「ダンスの歩」(斎藤慎太郎)
「ダンスの歩 歩で金銀を攻めることができて気分が良いから」(加藤結李愛)
「ダンスの歩 決まると気持ち良いから」(船江恒平)
「ダンスの歩、名前」(糸谷哲郎)
「ダンスの歩 名前からおしゃれ」(小山直希)
「ダンスの歩 名前がかわいいから」(山川泰熙)
・・・手筋の優秀性だけでなく、ネーミングを評価されている先生も結構いました。
棋士に愛される手筋、ダンスの歩。皆さん覚えましたね。
ポイント2 その他の人気手筋
ダンスの歩以外の人気手筋を見ていきましょう。やはり王道の歩を使った手筋が多かった印象です。
「垂れ歩 コスパ良く攻めの拠点を作れる感覚が気持ちいい」(斎藤明日斗)
「対抗型での微妙なタイミングでの垂れ歩や叩きの歩。AIが好む手法であり、歩が勿体ないと思うせいか参考になる」(窪田義行)
「端玉には端歩 1番わかりやすいから」(磯谷祐維)
「底歩の安心感」(杉本和陽)
「遠見の角。めったに出ないが決まるとカッコいいから」(阿久津主税)
「桂先の銀定跡なり いつでもかなりの確率で当てはまるので」(羽生善治)
ポイント3 面白かった回答
ここまではよくある手筋でしたが、独特の回答を送ってくださった棋士もいらっしゃったので紹介しましょう。
「自陣の桂馬が25、85にいくのが好きです」(井出隼平)
四間飛車で居飛車穴熊を攻略しているイメージでしょうか。井出先生らしい回答ですね。
「ブッチ これをやるために将棋をやっています」(藤森哲也)
ブッチというのは大駒を切ることですね。攻め将棋の藤森先生らしい答えです。
「羽生先生の寄せ。鮮やかでかっこいいから」(岩崎夏子)
これは手筋なのでしょうか?(笑)。とにかく岩崎女流2級は羽生先生の将棋が好き、ということは伝わってきました。
「▲35歩△同歩▲45桂 気持ちいい」(佐藤天彦)
角換わりなどでよく出てくる一連の攻め筋ですね。さすが天彦先生、美しい手順です。
さて、最後にあのお方の回答を紹介しましょう。ここまで皆さん好きな将棋の手筋を答えてくれたわけですが、この回答は我々の想像の斜め上(はるか上空)を行くものでした。
「回収手筋」(藤井聡太)
・・・・・・いや、何ですか、それ?(笑)
最初に聞いたとき意味が分かりませんでしたが、これは詰将棋に出てくるテクニックの一つだそうです。會場と岸本に意味を聞いてみました。
回収手筋というのは「盤上にある自分の駒を捨てて、合駒として発生させて取り返すことによって、盤上の駒を持駒にする手筋」だそうです。はい、説明されても意味がわかりませんね。
なぜか一人だけ好きな将棋の手筋ではなく、好きな詰将棋の手筋を答えてくださった藤井聡太竜王・名人。さすがです。
藤井竜王・名人の好きな手筋は回収手筋。今日、これだけは覚えて帰ってください(笑)
このほかにもたくさんのユニークな回答がありましたので、ぜひ将棋年鑑を購入して楽しんでください。
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今日は20個のアンケートの中から「好きな将棋の手筋は?」に対する棋士の皆さんの回答をご紹介したいと思います。よろしくお願いします。
ポイント1 最も多かった回答
皆さんは将棋の手筋と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。たたきの歩、継ぎ歩、垂れ歩・・・いろいろありますね。その中で今回、棋士から圧倒的な支持を集めた手筋があるのです。
それが何を隠そう「ダンスの歩」です。
歩で金を翻弄して取ってしまう魔法のような手筋ですね。
実際の回答を見てみましょう。
「ダンスの歩」(斎藤慎太郎)
「ダンスの歩 歩で金銀を攻めることができて気分が良いから」(加藤結李愛)
「ダンスの歩 決まると気持ち良いから」(船江恒平)
「ダンスの歩、名前」(糸谷哲郎)
「ダンスの歩 名前からおしゃれ」(小山直希)
「ダンスの歩 名前がかわいいから」(山川泰熙)
・・・手筋の優秀性だけでなく、ネーミングを評価されている先生も結構いました。
棋士に愛される手筋、ダンスの歩。皆さん覚えましたね。
ポイント2 その他の人気手筋
ダンスの歩以外の人気手筋を見ていきましょう。やはり王道の歩を使った手筋が多かった印象です。
「垂れ歩 コスパ良く攻めの拠点を作れる感覚が気持ちいい」(斎藤明日斗)
「対抗型での微妙なタイミングでの垂れ歩や叩きの歩。AIが好む手法であり、歩が勿体ないと思うせいか参考になる」(窪田義行)
「端玉には端歩 1番わかりやすいから」(磯谷祐維)
「底歩の安心感」(杉本和陽)
「遠見の角。めったに出ないが決まるとカッコいいから」(阿久津主税)
「桂先の銀定跡なり いつでもかなりの確率で当てはまるので」(羽生善治)
ポイント3 面白かった回答
ここまではよくある手筋でしたが、独特の回答を送ってくださった棋士もいらっしゃったので紹介しましょう。
「自陣の桂馬が25、85にいくのが好きです」(井出隼平)
四間飛車で居飛車穴熊を攻略しているイメージでしょうか。井出先生らしい回答ですね。
「ブッチ これをやるために将棋をやっています」(藤森哲也)
ブッチというのは大駒を切ることですね。攻め将棋の藤森先生らしい答えです。
「羽生先生の寄せ。鮮やかでかっこいいから」(岩崎夏子)
これは手筋なのでしょうか?(笑)。とにかく岩崎女流2級は羽生先生の将棋が好き、ということは伝わってきました。
「▲35歩△同歩▲45桂 気持ちいい」(佐藤天彦)
角換わりなどでよく出てくる一連の攻め筋ですね。さすが天彦先生、美しい手順です。
さて、最後にあのお方の回答を紹介しましょう。ここまで皆さん好きな将棋の手筋を答えてくれたわけですが、この回答は我々の想像の斜め上(はるか上空)を行くものでした。
「回収手筋」(藤井聡太)
・・・・・・いや、何ですか、それ?(笑)
最初に聞いたとき意味が分かりませんでしたが、これは詰将棋に出てくるテクニックの一つだそうです。會場と岸本に意味を聞いてみました。
回収手筋というのは「盤上にある自分の駒を捨てて、合駒として発生させて取り返すことによって、盤上の駒を持駒にする手筋」だそうです。はい、説明されても意味がわかりませんね。
なぜか一人だけ好きな将棋の手筋ではなく、好きな詰将棋の手筋を答えてくださった藤井聡太竜王・名人。さすがです。
藤井竜王・名人の好きな手筋は回収手筋。今日、これだけは覚えて帰ってください(笑)
このほかにもたくさんのユニークな回答がありましたので、ぜひ将棋年鑑を購入して楽しんでください。
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