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上田初美女流四段がタイトル挑戦に王手! 第2期ヒューリック杯清麗戦

本戦準決勝で岩根忍女流三段を破る。次戦は伊藤沙恵女流三段-石本さくら女流初段の勝者と対戦

第2期ヒューリック杯清麗戦(主催:ヒューリック株式会社)の本戦、▲上田初美女流四段-△岩根忍女流三段戦が4月13日に東京・将棋会館で行われました。結果は上田女流四段の勝利。本戦決勝に進出しました。

発足からまだ2期目という、出来立ての棋戦であるヒューリック杯清麗戦。予選は2敗失格方式で行われ、一度も負けなかった予選トーナメント勝ち抜き者1名と、一度負けた人で争われる再挑戦トーナメント勝ち抜き者3名が本戦に進出します。

上田女流四段の今期の成績は以下の通り。予選トーナメントで敗れたものの、再挑戦トーナメントを勝ち上がりました。

〇千葉涼子女流四段 ×北村桂香女流初段 〇鈴木環那女流二段 〇小高佐季子女流1級 〇山口恵梨子女流二段 〇加藤桃子女流三段 〇中村真梨花女流三段

一方の岩根忍女流三段も再挑戦トーナメントを勝ち上がっての本戦出場です。

〇高群佐知子女流四段 〇山根ことみ女流二段 ×礒谷真帆女流初段 〇藤田 綾女流二段 〇山田久美女流四段 〇伊奈川愛菓女流初段 〇甲斐智美女流五段

振り駒で先手番になった上田女流四段は、居飛車を選択。岩根女流三段は得意の三間飛車に構えました。居飛車穴熊に組んだ上田女流四段が中央から戦いを起こし、リードを奪います。銀交換、角交換とどんどん駒を交換し、手駒を蓄えるのが穴熊を生かした好着想。自玉は鉄壁なので、攻めが続けば大丈夫というわけです。

岩根女流三段は竜を切って穴熊を切り崩していきますが、上田玉は深く囲われており、なかなか届きません。上田女流四段はどんどん美濃の金銀をはがしていき、詰めろの連続で相手玉に迫ります。

ようやく岩根女流三段は上田玉に詰めろをかけることに成功しましたが、時すでに遅し。飛車で王手をかけられ、合駒をすると詰めろが解除されてしまい、逃げれば詰まされてしまいます。岩根女流三段は詰まされることを選択し、上田女流四段がきっちり詰まし上げて85手で勝利。本戦決勝進出を決めました。

上田女流四段は決勝で伊藤沙恵女流三段-石本さくら女流初段戦の勝者と対戦します。勝てば2017年の第10期マイナビ女子オープン以来のタイトル戦登場です。

なお、伊藤沙恵女流三段-石本さくら女流初段戦は東西に所属の分かれている女流棋士の対戦となるため、しばらく対局が実施されません。里見清麗への挑戦者が決まるのは、もう少し先になります。

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タイトル挑戦へあと1勝とした上田女流四段(写真は第10期マイナビ女子オープンのもの)


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