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藤井聡太、かく戦えり。第69期王将リーグを振り返る

優勝は広瀬章人竜王。3棋士が残留

藤井聡太七段の史上最年少でのタイトル挑戦が懸かっていたことで、将棋界の枠を超えて大きな注目が集まった第69期大阪王将杯王将戦(主催:スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社)の挑戦者決定リーグ戦の全日程が終了しました。

結果は以下のとおりです。

5勝1敗 広瀬章人竜王(挑戦権獲得)

4勝2敗 豊島将之名人
    羽生善治九段
    藤井聡太七段

2勝4敗 久保利明九段

1勝5敗 糸谷哲郎八段
    三浦弘行九段

例年ハイレベルな戦いになることで知られる王将リーグですが、今期も藤井七段以外は、名人または順位戦A級のトップ棋士かつ全員がタイトル経験者、という豪華な顔ぶれがそろいました。

優勝したのは広瀬竜王。最終戦で藤井七段との「勝ったほうが挑戦」という大一番を制し、見事に渡辺明王将への挑戦権を獲得。竜王の底力を見せつける結果となりました。

また、4勝2敗の3名が残留となり、来期の王将リーグのメンバーは以下のように決まっています(カッコ内の数字は順位)。

(1)渡辺明王将か広瀬竜王(七番勝負の敗者)
(2)豊島名人
(3)羽生九段
(3)藤井七段
(5)予選勝ち抜き者
(5)予選勝ち抜き者
(5)予選勝ち抜き者

現在タイトルを保持するトップ棋士に加えて、羽生九段と藤井七段が同じ順位で並ぶなど、来期も非常に楽しみなリーグになりそうです。

今回、惜しくもタイトル挑戦の最年少記録を逃した藤井七段ですが、まだ棋聖戦に記録更新の可能性を残しています。周りの期待もありプレッシャーがかかる戦いが続くと思いますが、広瀬竜王との一戦のような素晴らしい将棋をこれからも見せてくれることを期待したいところです。

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広瀬―藤井戦終局後の様子


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