2026.04.30
【将棋ニュース】羽生善治九段が10連勝の快進撃! 50代の2桁連勝の前例はある?
今日で2026年度が始まってから1ヵ月になります。今年度の成績を占う……には早過ぎますが、この時点での成績を見ると羽生善治九段が10連勝に至っているのに注目が集まりそうです。
10連勝は歴代の連勝記録ではベスト20にも入りませんが、特筆すべきは羽生九段が現在55歳のベテランだということ。歴代連勝記録ベスト10に羽生九段は3度名を連ねていますが、もっとも年長のものでも30代半ばで記録したものです。そして羽生九段の2桁連勝は2014年度に11連勝を記録して以来。つまり、50歳を過ぎてからは初の10連勝となります。
羽生九段に限らず、50歳というベテランの域に達してからの10連勝はなかなか難しいもの。例えば、羽生九段の同世代で永世称号有資格者である佐藤康光九段と森内俊之九段は、現段階で50代での10連勝は達成していません。今年の4月6日に64歳の誕生日を迎えた谷川浩司十七世名人も最後の10連勝は09年度、47歳のときのものです。
さらに歴代の名棋士を見ていきますと、中原誠十六世名人は40歳の87~88年度に記録した11連勝、米長邦雄永世棋聖は43歳、86~87年度の10連勝、加藤一二三九段(6月6日付で名誉十段が追贈予定)は41歳、81年度の12連勝がそれぞれ最後の2桁連勝です。
こうみると羽生九段の50代での2桁連勝はとてつもない記録とも言えそうですが、ベテランの記録となればこの方を抜きには語れません。いうまでもなく大山康晴十五世名人です。56歳でのタイトル奪取、66歳でのタイトル挑戦、69歳の逝去まで現役A級と、羽生九段や藤井聡太竜王・名人でも更新できるかわからない大記録の持ち主ですが、連勝についてはどうでしょうか。
調べてみると53歳の76年度に10連勝、56歳の79年度に10連勝と、50代を過ぎてから2度の2桁連勝がありました。76年度の10連勝は将棋大賞の最多連勝賞を受賞しています。そして大山十五世名人の愛弟子である有吉道夫九段は50代での2桁連勝こそありませんが、49歳の84年度に20連勝を達成しています。20連勝以上の記録としては最高齢のものとなります。
羽生九段の連勝記録はどこまで伸びるのか。まずは5月1日に服部慎一郎七段との対局が組まれています。棋聖戦の挑戦者決定戦という大一番でもあるため、大きな注目を集めるでしょう。
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