激変する現代矢倉 ~▲3七銀戦法から藤井流早囲いまで~
発売日:2015-11-13
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:240ページ
難易度:初級~中級
ISBN:978-4-8399-5781-0
矢倉戦法は現在、いまだかつてない激動の時期を迎えています。
後手にいくつかの有力な作戦が発見され、先手はそれに対抗する新たな指し方を模索せざるを得なくなったため、プロ間ではさまざまな指し方が試されています。
本書ではその中でも現在生き残っている5つの戦法を取り上げ、各戦法の急所を解説するものです。
5つの戦法とは(1)▲3七銀戦法
(2)▲4六銀・3七桂型
(3)脇システム
(4)森下システム
(5)藤井システム
を指します。
基本となる▲3七銀戦法から、藤井九段創案の早囲いまで幅広く収録。
▲4六銀・3七桂型では流行の△4五歩反発型も解説しています。
本書のまえがきにあるとおり、相矢倉は「将棋定跡で一番膨大かつ緻密な変化を誇る」ものですが、真田七段いわく、大事なのはそれらの定跡をすべて覚えることではなく、「いかに先手・後手の両者がバランスを保っているかという感覚を吸収すること」です。
現在生き残っている厳選された定跡がいかに局面のバランスを保つ手順になっているのか、それが理解できれば激変する現代矢倉の中でも、「矢倉の本質」といえる考え方をしっかりと捉えることができます。
本書を真田七段の前著「わかる! 勝てる!!急戦矢倉」と併せて読んで、矢倉完全マスターを成し遂げてください。
著者プロフィール
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真田 圭一(さなだ・けいいち)
1972年10月6日生まれ、千葉県八千代市出身。
1985年6級で(故)松田茂役九段門。1992年4月1日、四段。2005年3月1日、七段。
矢倉や角換わりの将棋を好んで指す居飛車党。
第52期順位戦で9勝1敗の成績でC級1組に昇級。第10期竜王戦で挑戦者となり谷川竜王(当時)に挑戦するも敗退。第25回新人賞受賞。1999年から2003年まで将棋連盟理事を務めた。2007年より関東奨励会幹事を務めるなど後進の育成にも注力している。
著書に「初級者将棋上達の方程式 寄せの公式」(日本将棋連盟)、「わかる! 勝てる!!急戦矢倉」(マイナビ出版)がある。
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