先日、12月新刊の『A/Bテストの教科書』という本について、カバーのアンケートを行いました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！

ここではその経緯や結果をお知らせしたいと思います。

このA/Bテストについては、著者の野口竜司さんとも、執筆途中から「ぜひやりたい」という話をしていて、デザイン担当のデジカルさんにも快諾いただけたことからスタートしました。

通常、カバーデザインを作る際は、事前に、出版社の担当と著者さんの間で、全体のテイストや強く打ち出したいこと、色のイメージなどをすり合わせておいて、デザイナーさんにお願いします。大抵の場合はデザイナーさんが複数の案を提案してくれるので、その中から選ぶというフローになります。弊社の場合では、書籍担当と、営業担当など、関係する部署の意見を総合して1つに絞ります。

しかし、実際に読者さんにアンケート方式で意見を聞いてみるということは、めったに行われません。まわりの方数人に意見を聞いてみることはあるのですが、広く意見を募るというのは、私が知る限りでは今回初めて行いました。

もっと多くの方に意見を聞いてみたい気持ちはずっとあったのですが、手間や時間の問題で実現できていなかったので、今回の試みができたことは編集としても大変嬉しく思っています。

事前の話が長くなってしまいましたが、実際にデジカルさんから上がってきたカバーデザインは、以下の3案でした。これをもってA/Bテストを行いました。

　　

Aは、下部の「リニューアルは時代遅れ」のコピーを強調した案。
Bは、左右で色を分けてA/Bテストのイメージにした案（グレー部分は特色の銀）。
Cは、色を変えたサングラスでA/Bテストのイメージを出した案。

いずれも、カバンなどに入れて持ち運んでもらいやすくするために、帯はなしでカバーにコピーを刷り込むという仕様でした。
アンケート前の、野口さんと編集担当のキモチとしては･･･

＜野口さん＞
正直、どのパターンが支持を得るのか予想がついていませんでした。A/Bテストは常に、予定調和なく結果を導き出しますので、どれが選ばれてもいいように心構えをしていました。テスト結果は絶対なので、自分の意見・好みはさておき、結果に従おうと思っていましたので(笑)。


＜編集担当＞
Bは、教科書っぽくもあり個人的には気に入ってました。ビジネス担当でない制作者にとって受け入れやすそうだと思う反面で、地味なので、こういうWebのアンケートでは票が伸びないかなと思っていました。アンケートではウケが良さそうなのは、ぱっと見た感じでインパクトがあるCだろうと予想していました。


そして、実際にアンケートを行いました。
期間：2015/11/6～11/10
方法：マイナビのECサイトに会員登録していただいている方のうち、興味を持ってくれそうな方、のべ22,812人にメールを送付。およびFacebookおよびTwitterで告知。


そして、結果は以下のようになりました。
アンケート回答数：のべ222。
有効回答数：194

さてさて、気になる投票の内容は･･･？
長くなりましたので、いったん記事を分けさせていただきます！
続きはこちらの記事をご覧ください。