第3回目:オブジェクトにマテリアルやテキスチャを適用する(前編)|Tech Book Zone Manatee

マナティ

入門Unity 5

第3回目:オブジェクトにマテリアルやテキスチャを適用する(前編)

シーン上に配置した「オブジェクト(GameObject)」の、マテリアル(見栄え)を変更させる方法を解説します。

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はじめに

オブジェクトにマテリアルやテキスチャを適用する前に、まずはオブジェクトを配置する方法を知っていなければなりません。マテリアルやテキスチャを適用するとは、配置したオブジェクト(この場合はGameObjectという)に、色や画像を適用することを意味します。 まずは、GameObjectの配置から解説していきましょう。Unity 5において、Scene上に配置するオブジェクトは、GameObjectでありAsset(アセット)と呼ばれます。これらをひっくるめて、この連載ではオブジェクトと呼ぶようにします。また、使う場所によっては、Asset、GameObjectという言葉も使用しますが、全て同じものだと思っておいてください。

オブジェクトを配置する

では、1回目で作成しておいた、「UnitySampleTestプロジェクト」を開いてください。Unity 5を起動すると、作成したプロジェクト名が表示されていますので、それをクリックするといいでしょう。 まず、何をするにしても、舞台となるものがないと話になりません。その舞台となる「Plane」を配置します。「Plane」とは「床」のようなものだと思ってください。この「Plane」をまずはじめに、Scene上に配置します。配置するには、「Hierarchy→Create→3D Object→Plane」と選択します(図1)。

図1 Planeを選択する

するとScene上に「Plane」が配置されます(図2)。

図2 Scene上に「Plane(床)」が配置された

図2の中央に見える「赤、黄緑、青」の矢印は、第2回目で解説した「トランスフォーム ツール」の左から2番目の「移動ツール」を選択した状態になっています。この状態で、これらの矢印を触って、移動させると「Plane」が移動します。興味のある方は触ってみてください。

では、この「Plane(床)」の上に、オブジェクトを配置しましょう。「Cube(立方体)」と「Sphere(球体)」を配置します。

「Hierarchy→Create→3D Object→Cube」と選択します。同じ手順で「Sphere」も選択してください(図3)。

図3 「Cube」や「Sphere」を選択する

すると、「Plane(床)」上に「Cube」と「Sphere」が表示されます(図4)。

図4 同じ位置に「Cube」と「Sphere」が配置されている

「Cube」と「Sphere」は同じ位置で、少し下にめり込んだ形で配置されます。3本の矢印を使って、上に引っ張り上げたり、「Cube」と「Sphere」を離して配置してみてください。筆者は図5のような配置にしてみました。 「Cube」や「Sphere」を選択する場合は、Hierarchy内に「Cube」や「Sphere」が追加されていますので、それらを選択すると、選択したオブジェクトが、Scene上で選択された状態になりますので、移動や配置が、しやすくなります。

図5 「Cube」と「Sphere」を配置しなおした

Camera PreviewとGame画面で確認してみよう

では、図5のように配置したオブジェクトが実際にはどのように見えているかを確認してみましょう。Hierarchyの中を見ると「Main Camera」というのがあり、これを選択すると、図6のようにScene画面の右下隅に「Camera Preview」が表示されます。これが実際に見えている画面です。

図6 「Camera Preview」で配置を確認した

Sceneタブの横にあるGameタブをクリックすると、「Camera Preview」で見えていた画面が、Game画面として見ることができます(図7)。

図7 Game画面で配置を確認した

これでは、少しカメラから「Cube」や「Sphere」が離れすぎているので、Scene画面に戻って、カメラの位置を調整します。Hierarchyから「Main Camera」を選択すると、Scene上で3本の矢印が表示されて、「Main Camera」の移動が可能になりますので、「Camera Preview」で確認しながら、ちょうどいい位置までカメラを移動します。筆者は図8のように表示されるように移動しました。 もし、カメラだけでなく、「Cube」や「Sphere」も移動する必要がある場合は、同様にHierarchyから選択して移動させてください。

図8 「Main Camera」の位置を移動して「Cube」や「Sphere」が近くに見えるようになった

Game画面で見ると、図9のように表示されます。

図9 Game画面で表示させた

図6図9を比べると、「Cube」と「Sphere」の位置が反対になっているのに気づかれると思います。これは、カメラの配置位置によるところが大きいです。図8を見ると「Main Camera」がどの位置から、「Cube」や「Sphere」を撮っているかがわかると思います。この図8から「Cube」や「Sphere」を撮ると、図6とは反対に表示されてしまうのです。これを、図6と同じ位置にオブジェクトが配置されているように撮るには、カメラの位置を前面にもってきて、「トランスフォーム ツール」の「回転」を使って、「Main Camera」の位置を調整する必要があって、初心者には大変に面倒なので、今回は触れておりません。 では、これでオブジェクトの配置はできました。 次回は、これら、「Plane」や「Cube」や「Sphere」にMaterialやTextureを適用させてみましょう。

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著者プロフィール

薬師寺国安事務所 薬師寺国安(著者)
薬師寺国安事務所代表。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。現在はUnity5、UE4、ExcelVBAについて執筆活動中。
Microsoft MVP for Development Platforms‒Windows Platform Development (Oct 2014‒Sep 2015)。