正しいデータ分析のプロセスとは? データ分析力を育てる教室|Tech Book Zone Manatee

マナティ

正しいデータ分析のプロセスとは? データ分析力を育てる教室

Pythonの技術書を買って、Pythonの構文やデータ分析に使える便利なライブラリの使い方もバッチリ…さっそく手元のデータを使ってデータ分析をしてみよう!
「でもどうやって?」「やってみたけどこんなのわかってるよ、だからなんなの?」 そうなってしまった方のためにプロのデータサイエンティストが業務でも活かせる正統なデータ分析の手順を詳しく解説する書籍です!

数式もプログラミングも出てこない、「分析力」を身に着けることに集中した内容!

この本ではデータ分析で使う数式もデータ分析のためのプログラミング言語やライブラリも出てきません。そのため、データ分析本あるあるのアヤメの分類もボストンの住宅価格の予測も解説していません。
データ分析を扱った書籍ではかなり珍しいのではないでしょうか。
じつは本書は「どうすればデータ分析を通じて価値ある意思決定を下せるか」ということに焦点を当てた内容です。
だから、本書は「データ分析力を育てる教室」というタイトルになっています。
本書の授業を通じてデータ分析のプロセスを一つ一つ学んで「データ分析力」を育てていけば、読み終わるころには「自分もできそう!」と感じられるようになっているでしょう。

データ分析のプロセスが具体的な例を通して学べる!

では、具体的にどんな内容なのか? 本書ではデータ分析は「問題、問い、仮説、データ収集、証明、結論、意思決定」というプロセスで行うのが正統な手順だと述べています。
 
こうして見てみると、よくある「データ分析」の技術書で扱うデータ収集とプログラミング(機械学習など)はプロセスの一部でしかないことがわかりますね(もちろん、ここも大事なポイントです)。
このプロセス全体を具体的な例と豊富な図を通じて一つ一つ学ぶことができるのが本書の特徴です。
たとえば、ある問題に対してどのような問いを立てるのが適切か? ということを筆者の高校時代の悩みをとおして学んでいきます。
 
章の最後には学校の教科書のように確認問題もついているので、これを利用してデータ分析への理解度を深めてください。

オススメ書籍

冒頭でも述べた通り、本書は「データ分析力を育てる」内容になっています。
そのため、これだけで機械学習のコーディングが上達するということはありません。
でも、本書を読むことでデータ分析の取り組み方は変わっているはずです。
そこで、Manateeで扱っている商品の中からオススメの「データ分析を実装する能力を育てる」書籍をご紹介します!

そろそろ常識? マンガでわかる「Python機械学習」

なんといってもまずはなるべく簡単に始めてみるところから!
『そろそろ常識? マンガでわかる「Python機械学習」』は内容がマンガでわかりやすく、ブラウザでPythonを実行できるColaboratoryという環境で解説しているので本だけ買えばすぐに始められます。
紹介記事もあるのでこちらも併せてご確認ください。

Pythonによるディープラーニング

こちらはより高度な内容で、Kerasを活用したディープラーニングの手法を開発者自身が詳しく解説した書籍です。
画像やテキストなど、幅広い内容を取り扱っています。
さらに、事前に用意されたデータセットに対する機械学習だけではなく現実世界に適用する手法についても詳しく解説しています。
この本は2018年に発行された『PythonとKerasによるディープラーニング』の改訂版になります。具体的にどう変わったのかを詳しく解説した記事もあるので、こちらも是非ご覧ください。

Manateeセール

Manateeでは「データ分析力を育てる教室」の発売を記念したWeb分析・集客フェアを開催中です。
詳しくはこちらからご確認ください。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。
本書はデータ分析を扱った書籍ですが、スクレイピングやプログラミングといった、「データ分析を実装する」内容は取り扱わず、「データ分析力を育てる」内容に特化した珍しい書籍となっています。
本書で全体のプロセスを学習して、他の書籍を組み合わせて実践と学習を繰り返すことでプロのデータサイエンティストとしての能力が身につくことでしょう。
最後に、読んでいて目からうろこが落ちたイラストを共有します。

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