SUPERサイエンス なぜ、ヒトは「うつ」になるのか
シーアンドアール研究所
- 北島潤一郎(監修)
ストレス社会と言われる現代では「うつ病」は、さらに広がりを見せているようです。この珍しくなくなった「うつ病」を、 監修者は心の「骨折」にたとえています。 折れなければ治りは早いが、折れてしまうと完治するまでに時間がかかってしまうからです。
うつは単にストレスの強弱だけでなく、なりやすい人となりにくい人がいます。以前は「なまけ病」だと誤解されて、社会的に阻害されていた時代も長くありました。
本書では 人はなぜ「うつ」になるのか、その発症メカニズムと治療法を解き明かします。
目次
●Chapter.1そもそも「うつ」とはどういう状態なのか
●Chapter.2「うつ」が発症する仕組み
●Chapter.3「うつ」はどのように進行するのか
●Chapter.4「うつ」の発症を防ぐ
●Chapter.5「うつ」の治療はどうやるのか?
●Chapter.6「うつ」から復帰するためのプロセス
●Chapter.7「うつ」に処方される薬
著者プロフィール
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北島潤一郎(監修)
【監修者紹介】北島 潤一郎(きたじまじゅんいちろう)
北島クリニック院長。精神科専門医、日本医師会認定産業医。
1958年生まれ。1981年に東京大学薬学部を卒業後、協和発酵工業株式会社(現協和発酵キリン株式会社)に勤務し、微生物のつくる天然生理活性物質の探索研究に従事。1984年に東京医科歯科大学医学部入学。卒業後、東京医科歯科大学付属病院精神科、日本医科大学高度救命救急センターで研修を積む。その後、都立広尾病院精神科、東京足立病院に勤務するとともに、2003年から産業医として企業のメンタルヘルスへの取り組みも開始。2005年、東京都台東区に勤労者のうつ病を対象とした北島クリニックを開設。
著書に『うつ病は心の骨折です?回復するための七つのステップ』(実業之日本社)。ほかにも『私をうつにした職場』(ダイヤモンド社)への寄稿などがある。
【担当編集者から】
「うつ」は軽度ならば比較的治りが早い病気です。しかし、黙って悩みを抱え込む人がかかりやすいので、周囲も気がつきにくく、いざ気づくと重度のうつになって出社拒否や睡眠障害、ひどいと自殺にいたることもある恐い病気でもあるのです。本書では、医者の目から見た「うつ」への対処の仕方、どんな薬がどんな効果があるのか、「うつ」の進行度合い、発症の仕組みなど、科学・医療の目線で「うつ」をわかりやすく解説しています。(遠藤 直樹)
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