2020年、人工知能は車を運転するのか ~自動運転の現在・過去・未来~|Tech Book Zone Manatee

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2020年、人工知能は車を運転するのか ~自動運転の現在・過去・未来~

インプレス

自動運転×人工知能の現在と未来を探る!

人と人工知能が協調して車を運転する未来。

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年をひとつの節目に、人と車との関わりかたが大きく変わろうとしている。

本書では、手動運転→協調運転→自動運転への進化と、この進化を加速させる人工知能との連携について、日本の自動運転戦略を担うSIP-adus(内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム 自動走行システム)、独自の哲学で技術開発を進めるトヨタ/日産/ホンダ/マツダ、人間の研究から自動運転に取り組むオムロンなど、各業界を牽引するエキスパートが自動運転×人工知能の現在と未来を語る。


主な内容は、
第1章 自動運転を取り巻く世界と日本の動き
自動運転の定義と技術
自動運転に必要となる「人/車/道路」の三位一体 など
第2章 車の自動化の歴史と自動運転の基礎となるACC
自動運転の歴史はACCから始まる
ACCの未来はどうなるのか? など
第3章 自動運転の技術はどこまできているのか
「FUN TO DRIVE」と自動運転を融合させるトヨタ
日産による運転支援技術の集大成「プロパイロット」
「人間の研究」が支えるホンダの自動運転技術
人馬一体を実現するマツダの「GVC」 など
第4章 人工知能が自動運転の発展を加速させる
オムロンの人を理解する「ドライバー運転集中度センシング技術」
スイス・シオンの自律自動運転シャトルバス など

発売日:2017-02-24

ページ数:288ページ

目次

表紙
目次
はじめに
自動運転と人工知能
自動運転が目指すもの
人と機械の協調運転
自律自動運転技術の現状とは?
自律自動運転が抱える課題とは?
人と機械が心を通わせる自動運転へ
第1章 自動運転を取り巻く世界と日本の動き
自動運転に関する世界の、そしてSIPの動向
自動運転の定義と技術
自動運転技術の開発は「協調」と「競争」
自動走行システムの確立を進めるSIP-adus
SIP-adusの具体的な活動
自動運転に必要となる「人/車/道路」の三位一体
協調領域と競争領域
ダイナミックマップをアジアの交通インフラに
自動運転レベルの統一と自動車メーカーの責任
「人/車/道路」の三位一体
日本の強さを生かしたダイナミックマップ
自動運転技術は「競争」ではなく「協調」
コラム 自動運転で教習制度や免許制度が変わる!?
第2章 車の自動化の歴史と自動運転の基礎となるACC
自動車の歴史は自動化の歴史
自動運転の歴史はACCから始まる
ACCとは
ACCから自動運転へ
どうしてACCが生まれたのか?
ACCのメカニズムとは?
日本で認知度が高まってきたACC
欧州では一般的なACC
欧州では時速200㎞でも機能するACC
実際にACCはどのように働くのか?
大型トラックや大型バスにも装着されているACC
「ACC」と「衝突被害軽減ブレーキ」の相違点は?
通信を行うACCとは何か?
各種センサーの連携はどこまで進むのか?
ACCの未来はどうなるのか?
コラム 超高齢社会と自動運転の関係は? 超高齢社会と自動運転の関係は?
第3章 自動運転の技術はどこまできているのか自動運転の技術はどこまできているのか
自動運転技術をつくりあげている技術者は、いかに現実を直視し、どんな夢を抱いているのか?
「FUN TO DRIVE」と自動運転を融合させるトヨタ
すべての人に究極の安全と移動の自由を
自動運転で、具体的にはどのようなことが可能になるのか?
運転の「FUN=楽しさ」と自動運転の融合点は?
車が考えていることをドライバーに伝える
トヨタの考える「ハンズオフ」
車と人との協調における課題
人工知能と自動運転技術の未来
日産による運転支援技術の集大成「プロパイロット」
プロパイロットとは何なのか
プロパイロットの現状と将来
日産ならではの「正直な」自動運転技術
「人間の研究」が支えるホンダの自動運転技術
ホンダの自動運転技術の3つの柱
人間と機械の境目はどこにある?
〝黒子〟に徹する先進安全技術
人やバイクなども走る混合交通では自動運転はどうなるのか?
人工知能と通信技術の重要性
高齢化社会と自動運転
ホンダの独創性
人間を研究する
ドライバーの意思をくみ取るシステム
〝上手な運転〟を実現する人工知能
ASIMOからはじまったホンダの人工知能
人馬一体を実現するマツダの「GVC」
マツダが自動運転技術を開発する理由
ドライバーの異常の予兆を安全につなげる
マツダが考える自動運転技術開発の方向性
マツダならではの独創的な自動運転技術とHMI
できるだけ長く運転してもらうために
進化を続けるスバル「アイサイト」
衝突被害軽減ブレーキの登場
ステレオカメラの意義
ステレオカメラへのこだわり
全車速追従機能を搭載したSIレーダークルーズコントロール
進化を続けるアイサイト
メルセデス・ベンツの考える人と車が融合した未来
自動運転レベル4の「F015」
自動運転している車とのコミュニケーション
人と車のコミュニケーション
自動運転技術最大の目的は「移動の自由」各社独自のアプローチがあってこそ未来が拓かれる
コラム 自動運転にHUDやAR、VRは必要?
第4章 人工知能が自動運転の発展を加速させる
オムロンの人を理解する「ドライバー運転集中度センシング技術」
「ドライバー運転集中度センシング技術」を開発するに至った背景
オムロンの人工知能開発は若い女性に育まれた!?
ドライバーモニタリングシステムから自動運転技術開発へ
ドライバーが運転に復帰できるのにかかる時間は?
ヘルスケア情報を生かす
オムロンが考える超高齢社会に対する自動運転技術とは?
人と機械が意思疎通できる共通言語
スイス・シオンの自律自動運転シャトルバス
ベストマイル社が提案する自律自動運転シャトルバス
運行を管理する「ヘルメス」
公共交通機関ならではの可能性
自律自動運転車両の運行ルート
ハッカー対策はどうなっているのか!?
ARMAに乗車してみて……
ARMAの今後
必要とされる歩行者とのコミュニケーションツール
コラム 自動運転技術のレトロフィットはできる?
おわりに
CES2017で示された〝人を理解する〟人工知能
人工知能は人の仕事を奪うのか?
人の拡張としての人工知能
ドライバーも歩行者も守る自動運転
トロッコ問題は起こらない?
高度な自動化レベル普及に必要なこと
2050年、人と機械が心を通わせる自動運転へ
コラム 未来の運転手さんへ
奥付