医療と健康のDX~医療と健康のDXセミナー講演録~|Tech Book Zone Manatee

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医療と健康のDX~医療と健康のDXセミナー講演録~

インプレス

「医療と健康」DXの最前線で本当に起こっていること

DX(デジタルトランスフォーメーション)の適用領域において重要な位置を占める領域の1つに「医療と健康」があります。同領域のDXにおいて、日本における研究および事業領域のそれぞれで何が起こっているのか。それを探るために、KGRI(慶應グローバルリサーチインスティテュート)のサイバー文明研究センターは2022年7月から2023年5月にかけて計3回のセミナーを開催。各領域の最先端に携わる専門家が講演し、それぞれの知見を開示・共有しました。本書では同講演の模様をテーマごとに
第1章地球社会を牽引する医療DXに向けてから
第2章健康・医療の現場から起こる変化
第3章AIに向けたデジタルデータによる医療改革
第4章ロボティクスが先導するデジタル医療
第5章デジタル社会を導く健康・医療ビジネス
に分けて掲載、さらに各セミナーで行われた座談会の模様も紹介しています。「医療と健康」領域のDXにおける最前線の取り組みが把握できる内容となっています。

発売日:2024-03-28

ページ数:384ページ

目次

表紙
要旨
デジタル社会を前提とした医療と健康への道
はじめに/医療情報デジタル化による果てしない可能性
慶應義塾大学病院は次の 100年へ
第1章 地球社会を牽引する医療DXに向けて
1-1. インターネット開発とデジタル医療への責任
1-2. ロボット手術・ハイパー手術室に求められること
1-3. 医療情報共有は何故進展しなかったのか
第2章 健康・医療の現場から起こる変化
2-1. 臨床の技術革新が医療社会システムを洗練させる
2-2. 誰もが親しめる AIを導く AIホスピタル
2-3. その時、いちばん動ける藤田学園へ
2-4. 医療情報の分断から起こる救急搬送困難をなくす
2-5. 予測する介護モデル
2-6. 予防医療分野での革新的デバイスとデータ
2-7. 人々を適切な医療に案内する
第3章 AIに向けたデジタルデータによる医療改革
3-1. 人生100年時代を支える健康・医療データ活用
3-2. 医療データシェアリングの課題:新型コロナからの教訓
3-3. 生成AI以降の医療AI
3-4. 健診データ×ライフログによる最適介入予測AI
3-5. 世界に挑戦する日本の内視鏡AI
第4章 ロボティクスが先導するデジタル医療
4-1. 日本の夢・手術ロボット hinotori
4-2. AI手術を実現するスマート治療室SCOT
4-3. サージカルインテリジェンスの未来
4-4. 遠隔手術支援システムに必要な通信
第5章 デジタル社会を導く健康・医療ビジネス
5-1. 変化する医療ビジネスと日本医療の国際展開
5-2. オンライン診療だから発揮できる新しい医療の価
5-3. 医療機器の新しい開発体制
5-4. マイナス 1歳から 100歳までの健康管理
5-5. デジタルでつなぐ医療と日常の連続性
座談会
【座談会1】日本における医療DXの進め方と世界への貢献
【座談会2】医療と健康の未来に貢献するテクノロジー
【座談会3】医療・ヘルスケアにおける AIとデジタルデータの未来
おわりに/日本における医療DXの課題について
国民が本当に求める医療の姿はどこにあるか
編集後記/医療と健康の DXセミナーとイノベーション
情報文明の生命観とは
世界標準から見た医療と健康の DX
謝辞
プログラム詳細
読者アンケート
奥付

著者プロフィール

  • 村井 純(著者)

    KGRI(慶應グローバルリサーチイインスティテュート)は大学のグローバル化をより一層推進するための基盤として2016年11月に設置された組織です。3つのクラスターに集中し、それぞれの研究活動をさらに前進させ、その成果を広く国際的に発信することを目的にしています。その一環として2021年4月からは「2040独立自尊プロジェクト」を設置し、超高齢社会における持続可能で幸福な社会の仕組みについて提言しています。KGBI内にあるサイバー文明研究センター(共同センター長:村井純先生)は、「医療と健康」領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線を探るため、2022年7月?2023年5月に計3回のセミナーを開催し、各領域で最先端に携わる専門家の知見を集めました。