電子書籍ビジネス調査報告書2021|Tech Book Zone Manatee

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電子書籍ビジネス調査報告書2021

インプレス

多様化する電子書籍市場の動向を徹底分析

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が市場に大きな影響を与えた。1回目の緊急事態宣言下では、多くの消費者が外出自粛する中、家で楽しめるデジタルコンテンツのニーズが高まった。年度後半はやや落ち着いた状態となったが、人々のライフスタイルが大きく変化し在宅時間や可処分時間は増加。さらには、外食や旅行の機会が減少し、リアルイベントへの参加が制限される中、消費者の支出先もネットコンテンツへ移行し、巣籠消費として市場は拡大した。
作品面では、社会的大ヒットとなった『鬼滅の刃』の貢献が2019年度に引き続き大きく、紙のコミックスが品切れになったことも電子コミックの売上増につながった。映像化作品やテレビドラマ化された電子書籍ストアオリジナル作品のヒットも多く市場拡大に寄与している。
また、マンガアプリをメインに、スマートフォンで動画やゲームなどを楽しんでいた層など、必ずしもマンガ好きでないユーザーの取り込みも成功している。
本調査報告書は、このような電子書籍市場について、市場規模分析や各関連プレイヤーの動向、国内及びアメリカの電子書籍分野で理解すべき最新動向、ユーザーの電子書籍の利用動向など多角的に分析している。なお、ユーザー調査においては、スマホユーザーを対象とした電子書籍の利用率調査、電子書籍利用者に限定して利用実態を聞く調査の二本立てとなっている。この一冊で電子書籍ビジネスを網羅的に理解できる調査報告書となっている。なお本調査報告書は、電子書籍販売ストア、取次、出版社への取材、ユーザーへのアンケート調査等をまとめたものである。本調査報告書は電子書籍ビジネス黎明期の2003年に第1号目を発行し、今年で19目を迎える。

発売日:2021-08-06

ページ数:294ページ

目次

"表紙
掲載データの取り扱いについて
はじめに
目次
掲載資料一覧
第1章 電子書籍の市場規模
第2章 国内の電子書籍ビジネスの最新動向
第3章 米国の電子書籍ビジネスの最新動向
第4章 電子ストア/サービスの動向
第5章 モバイルユーザーの電子書籍利用実態
STAFF
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奥付

著者プロフィール

  • 落合早苗(著者)

    ■落合 早苗
    O2O Book Biz株式会社代表取締役社長
    株式会社ネットアドバンス顧問
    一般社団法人日本出版インフラセンター特別委員
    NPO法人HON.jp理事
    日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長

    学習院大学文学部卒。
    出版社、IT関連会社などを経て、2004年株式会社インプレス入社。同年、株式会社hon.jpの立ち上げに参画。電子書籍の市場分析やプロモーション担当ののち、2006年代表取締役社長に就任。2009年MBOを実施、グループより独立。
    2015年6月にhon.jpよりマーケティング・コンサルティング事業を新会社に承継した。
    日本出版インフラセンターが運用する出版情報登録センター、BooksPROなどメタデータ・データベースの整備や構築等に携わる。
    日本電子出版協会主催電子出版アワード審査員、日本電子出版制作・流通協議会主催電流協アワード審査員も務める。
    近著は「なかったことにしたくない ~電子書籍をさがすなら hon.jpの5122日」(ボイジャー)。

  • インプレス総合研究所(著者)

    ■インプレス総合研究所
    インプレスグループのシンクタンク部門として2004年に発足。2014年4月に現在の「インプレス総合研究所」へ改称。インターネットに代表される情報通信(TELECOM)、デジタル技術(TECHNOLOGY)、メディア(MEDIA)の3つの分野に関する理解と経験をもとに、いまインターネットが起こそうとしている産業の変革に注目し、調査・研究およびプロフェッショナル向けクロスメディア出版の企画・編集・プロデュースを行っている。メディアカンパニーとしての情報の吸収力、取材の機動力を生かし、さらにはメディアを使った定量調査手法と分析を加えて、今後の市場の方向性を探り、調査報告書の発行、カスタム調査、コンサルティング、セミナー企画・主催、調査データ販売などを行っている。