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iOSの「視差効果」をオフにする

文●今淳一

iOSの機能のひとつに「視差効果」がある。フラットデザインが採用されたiOS 7から実装された機能で、iPhoneの傾きに応じて背景を動かす機能だが、「酔ってしまう」という人もいるだろう。今回はこの機能をオフにする方法を紹介する。

iPhoneは傾きを検知する機能が備わっていて、それを活用したアプリなどもある。視差効果も、この傾き検知機能に基づいたものだ。iPhoneの傾きに対応して、アイコンや壁紙を微妙に傾け、その角度から見やすくする、というものだ。


この画像は、水平にした状態と時計回りに90度倒したものを重ねたもの。微妙に傾いているのがおわかりいただけるだろうか。このように「見やすさ」を提供するための機能なのだが、その性質上、ほとんど常にアイコンを微妙に動かし続けるので、その分、電池の消耗が激しくなる。人によっては微妙に動くアイコンが、ゆらゆらと揺れているように感じることもある。かえって見づらい、という意見も多いために、電池の無駄遣い扱いされているのが実情だ。


視差効果に関しての設定は、設定アプリから[一般]、[アクセシビリティ]と移動した先にある。「視差効果を減らす」をオンにすれば、視差効果は働かなくなる。個人差も強いので、問答無用で機能を無効にするのではなく、一度実際に試してからどうするか決めるのが最善だろう。