Vol.2 mornin’|MacFan

文●崎谷実穂

これでもう二度寝しない! 太陽の光で起きられる自動カーテン開閉器

朝、太陽の光で自然に起きられたらどんなに気持ちがいいだろう。そんな願いを叶えたのが、株式会社ロビットのめざましカーテン「モーニン(mornin’)」だ。開発のきっかけは、社員の「朝、起きられない」「寝起きがだるい」といった悩みだった。これを解決したいと考えた最高経営責任者の高橋勇貴氏は、朝起きるのがつらいのは眠気を誘発するメラトニンというホルモンの働きによるものだと知る。

「メラトニンは、日光を浴びると分泌が抑制されます。だったら朝、カーテンが自動的に開いて陽の光を取り込めばよいと思ったんです」

そこで思いついたのが、設定した時間にカーテンレール上をモータで走行し、カーテンを押し開けていくデバイスだった。

「アイデアが浮かんですぐ、試作を作って自宅に設置したんです。すると、驚くほど気持ちよく目覚めることができました」

早速商品化に踏み切った高橋氏だが、そこには大きなハードルがあった。世の中にカーテンレールは何十種類もあり、なかには長年の使用によって歪んでいることもある。取り付けの高さも、カーテンの重量もバラバラ。どんな状況にも対応させるのは至難の業だった。




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