2015.12.10
iOS 9の新機能「Wi-Fiアシスト」は、Wi-Fiネットワークの電波がつながりにくいときにモバイルデータ通信を優先して通信する機能だ。外出時に公衆無線LANの電波を拾ったはいいものの、接続が不安定でまともに通信ができない、というような場合には役立つ機能だが、実はやっかいな欠点もある。
その欠点とは、Wi-Fiを使っているつもりでモバイルデータ通信に接続し、いたずらにパケットを無駄使いしてしまう現象だ。Wi-Fiのつもりで動画のストリーミングをしていたら、気がつかないうちにパケット通信の上限に引っかかって速度を制限されてしまった、という事が大いに起こりえる。
さて、それらを踏まえた上で、このWi-Fiアシストをオフにする方法を解説しよう。
もちろん、使いどころによっては非常に便利な機能なので、外出時にオン、帰宅したらオフ、という使い方もあるし、この[モバイルデータ通信]の設定では、アプリごとに通信設定のオンオフができるので、重たいデータをやりとりするアプリのみを通信設定をオフにしておく、という方法もある。それぞれの使い方にあわせて、適切な設定をすべきだろう。