Apple TVはテレビを変えるのか?|MacFan

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Apple TVはテレビを変えるのか?

Mac Fan編集部のブログです。新型Apple TVを買いましたが、いいところも、わるいところもあり…。

新型Apple TVを購入して、ここ1週間ほどどっぷりテレビに浸かっています。普段はゲームなんて一切やらないのにもう数本アプリをダウンロードしてしまいましたし、Siriと打ち解けて天気や時間を聞くようになりました。音楽もiPhoneからではなく、テレビからApple Musicで。ケーブルで四角いボックスを付けただけなのに、ここまでテレビとの接触時間が増えるのはさすがアップルマジックとしかいいようがありま
せん。Apple TVとアプリ。iPhoneとアプリの組み合わせがさまざまなコンテンツの主戦場を奪ってしまったように、特に”映像”コンテンツはApple TVの登場によって解体され、アプリ化されることで新たなパラダイムが構築されるはず。過去そうであったように、音楽産業で起きたことは、映像産業でも起きますよね。

とはいえ、もちろんApple TVがパーフェクトなわけでもありません。対応アプリが少ないこと、アプリを探しにくいこと、Apple MusicはあるけどiTunes Storeやポッドキャストがどこかに忘れ去られてしまったこと、アマゾンで買えなくなったことなど、残念な点は多々。Siriリモートの反応ももう一歩かなぁ。ただ、さすがアップルと思う点もあって、初期設定を途中からiPhoneで行えたり、対応テレビならばHDMI経由でテレビの電源オン/オフができたり、文字入力も改良されていたりします。雑誌を作っている立場からいえば、MacとUSB-Cケーブルで接続することでスクリーンショットが簡単に撮れるようになったのが一番大きいかも。

「Apple TVはテレビを変えるのか?」。現在発売中のMac Fan12月号では、価値観が揺らいできたリビングの王様が新しい服をまとい、Apple TVの登場によって再発明されるのかをテーマに特集を組んでいます。先日お会いした女性読者の読んだ感想は「やっぱり女性が作ったんだ」。彼女いわく、至極丁寧に親しみやすく作られていて読みやすかったそう。未読の方はぜひ読んでいただき、この機会に”テレビの未来”に思いを馳せてください。私を含め、男性の編集部員はその女性読者からの耳の痛くなるコメントに思いを巡らせます。