2015.11.01
ITライターとして活躍する三橋ゆか里氏の最新テックトレンドウォッチ!
IT業界で取材を続けて来た私の周りには、国内外に大勢の起業家がいます。彼や彼女らが起業を目指すようになったタイミングは人それぞれ。なぜ起業という形なのか、その理由もさまざまです。父親が会社を経営する姿を見て育ったため起業が自然な選択肢だったという人もいれば、柔軟な働き方をするために自分で会社を始めたという人。はたまた、社長や会社経営のイメージに憧れて起業したという人。そこに単一の動機は存在しません。
その中には、偶然、その道にたどり着いたという人もいます。起業して自分でサービスを起ち上げるだなんて考えていなかったものの、気がついたらその道を進んでいた。そんな_accidental entrepreneur(偶然の起業家)” の多くが、その道のりの起点として、人とその人が抱える課題との出会いを挙げています。彼らは、「顔が見える誰か」のために、結果として起業という手段を選びました。