イケてるスマートリモコンを発見!!|MacFan

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イケてるスマートリモコンを発見!!

文●編集部

イケてる!! というのも僕の顔じゃありません。イケてる製品を見つけました。ソニーのスマートリモコン「ハウス・リモートコントローラ(HUIS REMOTE CONTROLLER)、以下ハウス」です。

スマートリモコンというのは、イメージしやすくざっくりいうと「学習リモコン」のことで、テレビやエアコン、ライトといったいろいろな機器のリモコンを1つに集約してしまおう!というコンセプトの製品。学習リモコン自体は古くからありまして、それこそテレビのリモコンのような見た目で、テレビやAV機器の操作ができるハードウェアタイプや、専用のユニットと組み合わせることでスマホのアプリを使ってさまざまな機器が操作できるタイプなどがあります。しかし、前者の場合は、(当たり前ですが)もともとのボタン数や配置が決まっているので、それぞれの機器に合わせたよりよいUI(ユーザインターフェイス)にカスタマイズができないこと、後者の場合は、UIのカスタマイズはしやすいですが、スマホのロックを解除してアプリを起ち上げて…というひと手間がネックなこと、などが課題だと私は思っています。


冒頭に取り上げたハウスはその課題をどちらも解決している製品といっていいかもしれません。見た目はスマートフォンのように全面がディスプレイで覆われたハードウェアで、この発想自体は新しいものではありませんが、本体かPC上でリモコンのカスタマイズが可能になります。すごいのは、そのカスタマイズの幅の広さ。たとえば、「テレビのリモコンと、エアコンとライトの電源ボタンだけ」、といった別々のリモコンボタンをピックアップしてまとめたシンプルなリモコンを作ったり(「いいとこ取り」とでもいいますか)、PC用の専用カスタマイズソフトを使えば、ボタンの配置、大きさや、ラベルまで自由自在に設定ができるといいます(ソフトは2016年春にHP上で無料ダウンロード予定。今のところ対応OSとして予定されているのがウィンドウズのみというのが本誌的には悲しい…。なんとかMacでも…)。


もう1つの特徴は、ディスプレイに電子書籍端末によく使われている「電子ペーパー」を採用したこと。電子ペーパーは電力消費が少なく、充電を気にすることなく従来のリモコンのように使えるほか、加速度センサにより持つだけで素早く起動でき、「持ってすぐ使える」イメージを実現したそう。また、ボタンを押すと振動と音で「押したこと」を知らせてくれるようです。タッチパネルは押したことがわかりにくいので、これ結構大事ですよね。

ハウスは、ソニーのクラウドファンディング「ファーストフライト(FirstFlight)」で出資すれば手に入れることができます(すでにプロジェクト自体は目標額を達成)。なお、7月10日(金)までソニー本社においてタッチ&トライができるそうです。興味がある方はぜひ体感してみてはいかがでしょうか。製品、イベントの詳細は下のURLを参照ください。

●HUIS REMOTE CONTROLLER
https://first-flight.sony.com/pj/2/HUIS%20REMOTE%20CONTROLLER

●タッチ&トライイベント
https://first-flight.sony.com/whats-new#news0

【笹本貴大/Mac Fan】



※写真はすべて製品WEBサイトより