Mac Fan創刊20周年企画に参加してください!|MacFan

Mac Fan編集部ブログ Weekday Mac Fan

Mac Fan創刊20周年企画に参加してください!

文●編集部

変わる時代と変わらぬ価値、みんなとみんなへ「ありがとう」
あなたと一緒に作るフォトストリームにご参加ください!

テーマは「と私」と「のある部屋」。
写真は誌面掲載します。詳しくはMac Fan.jp

一番のファン


『Mac Fan』は、さかのぼること20年前の1993年4月8日に創刊されました。当時、パソコンなるものはそれこそ会社にも家庭にもまだまだ普及していない時代でしたが、Macintoshとポストスクリプトのレーザプリンタ、アルダス・ページメーカやクオーク・エクスプレス、アドビ・イラストレータを使ったいわゆるDTP(デスクトップ・パブリッシング)と呼ばれる出版手法がアメリカから日本に持ち込まれ、和文フォントメーカーが登場し、商業印刷業界を徐々に席巻しはじめていました。

さすがに写真についてはデジタルカメラがまだまだオモチャ程度のクオリティだったので、ポジフィルムや紙焼きからのデジタル化でしたが、『Mac Fan』は創刊時からこのDTPを積極的に実践してきました。当時編集部にあったマシンは確か、ⅡciとかⅡfx、CentrisにQuadraといった往年のMac。モノクロプリントに何時間も待たされた嫌な記憶が蘇ります(笑)。

一方で、当時のMacintoshは「パソコンのポルシェ」といわれるほど高価で、個人で所有している人はよほどのマニアでなければ手が出ない代物だったわけですが、本誌創刊あたりから、徐々に時代は変わっていきました。ムーアの法則ではありませんが、性能が後戻りすることはなく、価格はより普及価格帯へ。アップルもこれまで以上にパーソナルを意識した製品群を出していき、少し奮発すれば手が届くようになっていきました。そうなると当然、「Macが気になる人」が日本でも増えていったわけです。これが本誌誕生のきっかけです。

2001年にiPodが発表される以前のアップルには、Macがそのすべてであり、内訳はざっくり7割がコンシューマー、3割がプロフェッショナルを含む業務用途のユーザでした。本誌はその市場特性に呼応するような記事を掲載してきた歴史があります。そして現在に至る間、ご存じのようにアップルはiPhoneで電話を再発明し、iPadで新たなパーソナルコンピューティングの在り方を世界に示しました。これらすべてパーソナルなデバイスではありますが、パソコンが業務(会社)用途から普及していったのとは180度異なり、個人用途で認められたiOSデバイスが、あっという間に今や仕事の現場へどんどん浸透しているのが現状です。

でも面白いことに、Macも含めたその内訳は、今なお7割がコンシューマー、3割がプロフェッショナルを含む業務用途のユーザであると聞いています。本誌は7割のコンシューマーが抱く半歩先のニーズを読み、同じく3割の業務ユーザに対し半歩先のメリットを提供すべく今も情報を編んでいます。

約10年ほど前から、『Mac Fan』はサブタイトルに「Appleが気になるあなたのためのInfotainment Magazine」を謳っています。それ以前は「Apple」が「Mac」でした。Macしかなかった時代のアップルが、今やiPhoneという固有名詞が一般名詞のようにいわれ、同じくiPadがタブレットコンピューティングの一般名詞のように呼ばれる時代に変わりましたが、アップルの根源には常に「ユーザに何を提供すれば喜んでもらえるのか」がある以上、その変わらぬ価値に対する一番のファンであることを自負して7割と3割のユーザに向けた情報をこれからも提供したいと考えています。「Appleが気になる人」がどんどん増えていくことを願って。


いよいよ創刊20周年


ずいぶん昔話が長くなってしまいましたが、いよいよ本誌は今年4月に20周年を迎えます。この節目を迎えるにあたり、ある企画をスタートさせたいと考えています。(アップルファンの)みんなと(本誌を応援してくださる)みんなへ「ありがとう」の感謝を込めた企画です。その1つが写真投稿です。

投稿という言葉は今どきではありませんね。iPhoneやMacを使ってメール送信してもらった皆さんの写真を、次号5月号と6月号の誌面で行う20周年企画の中で、すべて掲載するというものです。いったい何枚の写真が集まるのかは想像できませんが、SNSの時代ですからその輪がどんどん広がることを願っています。

写真のテーマは2つ。「アップルマークのある部屋」と「アップルマークと私」です。どちらでもどちらにも応募くださって構いません。ただし、テーマに沿っていない、公序良俗に反する、1人複数回応募と思われる写真については、掲載を見送らせていただきますことをご了解ください。2月28日から募集開始です。