ブラザー初のドキュメントスキャナは無線LAN対応|MacFan

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ブラザー初のドキュメントスキャナは無線LAN対応

文●編集部

2012年7月4日、ブラザーの新製品発表会が行われました。発表会の詳細についてはマイナビニュースに譲るとして、この発表会で面白い製品が発表されました。それが、ドキュメントスキャナ「ADS-2500W」です。



ADS-2500Wのどこが面白いかというと、実売が7万円程度ながら無線LANに対応しておりワイヤレスでスキャンしたデータをMacやiPhone、iPadに転送できるという点になります。7万円というのは決して安くはありませんが、これまでネットワーク対応のドキュメントスキャナというと、業務用ばかりで安いものでも15万円程度はする非常に高価なものでした。それを考えれば、半額以下で購入可能になったわけですから、かなりの低価格化といえます(当然、他社との競争でもっと安くなることに期待したいわけですが)。

ちなみに、PFUの「ScanSnap 1500」にもiPhone、iPadへスキャンしたデータをワイヤレスで転送する機能がありますが、これは途中にMacを挟んでいたので、ダイレクトにiPhone、iPadにスキャンデータを送信できるのは、コンシューマ向けの製品ではADS-2500Wが初となります。



このほか、本体にはタッチパネル形式の液晶が搭載されており、スキャンの設定やフェイスブック、フリッカー、ピカサ、エバーノート、ドロップボックス、グーグル・ドライブなどへのデータアップロード設定がPCレスで行えます。



本体の仕様については、読み取り解像度が最大600dpi、連続スキャン枚数が50枚、スキャン速度は300dpi時でモノクロ/カラーともに24枚/分、無線LANが1EEE802.11b/g/n対応です。

ネットワーク機能と高いスペックは、現在市場で大きなシェアを握る「ScanSnap 1500」の有力なライバル製品となりそうです。