iPhoneが防水マシンに変身|MacFan

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iPhoneが防水マシンに変身

文●編集部

梅雨入りで今年も雨が多い季節に突入したが、この時期に気になるのがiPhoneの水没事故。突然の大雨などで、ドックコネクタやイヤフォン端子などから浸水して水没状態に…。などというトラブルが起こりがちだ。このトラブルを防ぐには防水ケースが必要となる。

しかし、最近ようやく見栄えよくiPhoneを保護できる防水ケースが出てきたが、この手の製品の多くはよくいえば質実剛健、悪くいうと地味なデザインのものが多い。やはりケースはお気に入りの物を使いたいところだろう。

そこで注目なのが、秋葉原などでiPhoneの修理やカスタマイズを行なっているmodcrewという会社が始めるiPhoneの防水加工サービス(iPadやほかのスマートフォンにも対応するとのこと)。このサービスの特徴は、iPhone内部をナノコーティングの被膜で覆うことで防水するという点。外観はまったく変わらないので、これまで利用していたケースを利用し続けることができる。

実際のサービスの開始は秋からを予定しているとのことだが、今回は秋葉原のmodcrewで実際に防水加工済みのiPhoneを見せてもらった。水を入れたボウルの中に勢いよくiPhoneを入れると、ドックコネクタなどからiPhoneの中に浸水。液晶を見ると浸水の状況がわかる。しかし、この状態でも問題なくiPhoneの電源はオン状態で特に問題なく動作している(水の中なのでタッチ操作はできない)。



ボウルからiPhoneを引き上げると浸水していた水が、ドックコネクタからポタポタとこぼれてくる。が、引き上げた段階で通常通りタッチ操作が可能となった。なかなかインパクトのある光景である。



これらの技術ついて、modcrewの大沼氏にお話を伺ってみたところ、どのような技術で加工をしているといった内容については、現段階では話せないとのこと。残念。ただ、実際のサービス開始前には、安心して利用してもらうために、どのような技術を利用し、どのような作業をして加工していくかといった詳細は公開するとのことだ。



加工の受付は実店舗のほか郵送も可なのでmodcrewがない地域の人でも利用できる。実際の加工については別途工場で行うとのこと。加工自体は半日程度で終わるが、順番待ちや輸送にかかるラグもあるので、受け渡しから引き取りまでの期間は、早くて数日、長い場合は1週間程度をみてほしいとのこと。

また、加工料金についてはまだ未定とのことだが、それほど高くはならなそうだ。加えて若干の追加料金で加工のお急ぎ便のようなサービスも考えているとのこと。

今回は残念ながら、実際の加工手順は秘術の粗油彩については聞けなかった。サービスの開始時には、もう一度伺って詳細を聞いてみたい。