2012.06.06
最近、無線LAN機器のメーカーはスマートフォンやタブレットで無線LAN設定を手軽に行うための機能を投入してきています。例えば、QRコードを利用するアイ・オー・データ機器の「QRコネクト」やiOSアプリを利用するプラネックスコミュニケーションズの「PLANEX スマホ一発！」など。
無線LANの簡単設定機能といえば、初めて市場に投入されたのがバッファローの「AOSS」でした。今では同社の製品同士だけではなく、家電やゲーム機にも搭載されています（AOSSはMac用の設定ツールも用意されています）。このAOSSが「AOSS2」に進化しスマートフォンでも手軽に無線LANの設定ができるようになりました。
iPhoneやiPadでAOSS2対応の無線LANルータのSS-IDを選択後、WEBブラウザを起動すると認証コード（3桁の数字）を入力する画面が表示されるので、製品に同梱されているカードの認証コードを入力すれば設定が完了します（Macでもほぼ同じ手順で無線LANの設定が行えます）。
急激にスマートフォンやタブレットの市場が広がる中で、いかにこれらの機器を手軽にネットワークに接続できるかどうかというのは、今後の無線LANルータ選びで非常に重要なポイントになり得ます。AirMacエクスプレス／エクストリームにもiPhone、iPad向けの簡単設定機能が搭載されるのを期待したいですね。
ちなみに、今回AOSS2対応の無線LANルータとして発表された新製品は以下の3機種です。
WZR-450HP（1万3600円・税別／2012年6月中旬出荷予定）
WZR-600DHP（1万600円・税別／2012年7月上旬出荷予定）
WZR-300HP（8500円・税別／2012年6月下旬出荷予定）
それと、AOSS2とは別ネタですが、AOSS2の説明会が行われた会場で先日米国で発表された、IEEE802.11acに対応した無線LANルータ「WZR-D1800H」も展示されていました。電波法の問題で電源がオフになっていたため、速度の確認などはできませんでした。日本での発売については、法改正待ちということです。
