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iPhoneで金環日食を楽しむ

文●編集部

5月21日に日本の多くの場所で金環日食が観られるということで話題になっています。前回金環日食が日本で観られたのは、25年前の1987年9月23日(沖縄)。また、次回の金環日食は18年後の2030年6月1日(北海道)ということで、このチャンスを逃すと二度と観られないかもしれません。普段は特に興味がなくても、一生に一度しかないかもしれないイベントだけにぜひとも見ておきたいという人も多いでしょう。

この天文イベント用のiPhoneアプリが出ていたので、3つほどダウンロードしてそれぞれの機能を試してみました。

まず1つ目は、日本気象協会が提供する「2012金環日食ガイド」(85円)。日本気象協会製だけあり、GPSで取得した現在位置の天気予報や衛星からの映像などの機能が豊富です。また、あまり詳しくないユーザ向けに、金環日食や観測方法の簡単なQ&Aがあるのが特徴です。



続いて「金環食2012」です。こちらは無料アプリとなっています。2012金環日食ガイドと同様にGPSによる現在位置の取得とその場所での日食の進行状況が確認できるシミュレーション機能などが搭載されています。また、AR機能により、当日の太陽の進行方向をカメラを利用してリアルに確認できるようになっています。



最後に「金環アプリ2012」。金環食2012と同様に無料アプリです。AR(擬似AR?)によるカメラビューで太陽の進行方向が確認できるほか、現在地の金環日食の始まりから終わりまでのスケジュールが確認できるようになっています。ただ、今回使った限りでは、ARでの太陽の進行方向の表示が突然消えてしまうことがありました。



天気の情報が必要なければ金環食2012が若干インターフェイスがわかりにくところがあるものの、無料ながら2012金環日食ガイドにはないAR機能があり使いやすいと感じました。個人的には1番のオススメです。金環アプリ2012は、ある程度知識があるならば、シンプルな操作性なので使いやすと思いますので、安定版の投入が待たれるところです。2012金環日食ガイドは、唯一の有料アプリですがAR機能がないので少々評価は厳しくなります。さすがにこれから追加は少々厳しいかも。

書店で専用のコーナーで専用メガネ付きの解説書なども販売されているので、これらとiPhoneをお供に当日の金環日食を楽しみましょう!