トリミングだけでもすごいんです。Photoshop CS6ベータ|MacFan

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トリミングだけでもすごいんです。Photoshop CS6ベータ

文●編集部

アドビシステムズが画像編集ソフトPhotoshop CS6のパブリックベータを公開しています。60日間(または5月31日まで)、誰でも試用可能です。ずいぶん長いですよね。

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このバージョンで注目すべきは、ユーザの声を反映したであろう細かな改良が細部に渡って施されていること。もちろん、目新しく便利な新機能も搭載されていますが、既存バージョンのユーザは、細かなチューンアップに感動を覚えるのではないでしょうか。


例えば「切り抜きツール」だけでも、さまざまな強化が図られています。

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CS6ベータでは、切り抜きツールに切り替えた瞬間、画像の四隅にハンドルが表示されます。そこをドラッグすればトリミングを変えられるのです。
これまでは一度対角線にドラッグして矩形指定をして、それからハンドルを掴んで調整していましたよね。この最初のひと手間がいらなくなりました。
何枚もの画像をトリミングする場面で、効率が変わってきます。

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あと、トリミングツールのツールオプションバーに付いたこの[切り抜いたピクセルを削除]ボタン。チェックしておくと従来同様の挙動ですが…。

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チェックを外すと、いったんトリミングを確定した後にいろいろ作業して、またトリミングをし直したいと思ったときでも「切り取ってしまったはずのピクセル」がちゃんと情報として残っているのです。これは便利。

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印象的な写真やイラストに仕上げるにはトリミングが重要。そして、人間が構造的に美しいと感じる分割法に、黄金分割というものがあります。CS6ベータでは、切り抜き時にこの黄金分割のガイドを表示させることもできます。美しいトリミングがしやすくなったというわけです。

ちなみに、トリミング時の角度補正も今まで以上にやりやすくなりました。

と、ツール1つだけ取り上げてもこれだけの進化。みなさんもぜひ試してみて、自分なりのお気に入りポイントを見つけてみてください(ちなみにこのエントリーでは、大きな進化ポイントではなく、あえて1つのツールにこだわってみました)。
現在アドビ システムズは、ツイッターと連動し、Photoshop CS6製品版が当たるキャンペーンを実施しているようですよ。