2012.02.28
本日から適用されるグーグルのプライバシーポリシーの変更が話題になっています。新しいプライバシーポリシー下では、同社が提供する各サービス間でユーザの各種履歴情報が横断的に利用されるようになります。この変更の是非はここでは問いませんが、最近はグーグル以外にも、ユーザのアクセス情報を利用するようなサービスが多々あります。
例えば、「グーグル・アナリティクス」や「Double Click」をはじめ、各種アフィリエイト、ツイート・いいねボタンなどもユーザのアクセス情報を利用したサービスです。WEBブラウザは何もしなければ、これらのサービスやツールが要求してきた情報を指示通りに送ります。
上記のようなサービスやツールはWEBサービスを快適にしたり運営したりするために利用されているもので、基本的に害があるわけではありません。ただ、バックグラウンドで自分の情報が何かしら勝手に送られてしまうのはいやだという人も多いでしょう。そこで、最近はWEBブラウザが情報を送るのを遮断するツールが注目を集めています。
情報遮断ツールとして最近よく話題に挙がるのが「Gohstery」です。これは、アクセスしたWEBサイトにどのようなサービスやツールが入っているかをチェックし、指定したサービス・ツールへの情報の送信をシャットアウトしてくれるというものです。もともとファイアフォックスのプラグインとして登場したものですが、現在ではサファリやグーグル・クローム用のプラグインも登場しています。
また、グーグルは自社のサービスであるグーグル・アナリティクスへの情報送信をシャットアウトする「Google アナリティクス オプトアウト アドオン（ベータ版）」を提供しています。
ただ、これらの情報遮断ツールを利用するということは、そのサービスやツールから本来受けられる便利な機能も利用できなくなるということでもあります。WEBのアクセス情報を利用するサービスやツールはさらに増えていくでしょう。情報を送るかどうか、しばらくはユーザ側が判断をしていかないといけないのかもしれません。
