2011.12.06
この数年、デジタルオーディオプレーヤでもいい音で音楽を聴きたいという需要から、1万円以上もする高級ヘッドフォン＆イヤフォン（以下まとめてヘッドフォン）が売れています。私的には断線が怖くて高級ヘッドフォンにはなかなか手がでないところですが、確かに同梱されているヘッドフォンと、高級ヘッドフォンではかなり音質に差が出ます。
このような状況の中で、2011年12月6日、東京・表参道で音響メーカーShure（シュア）の発表会が開催されました。発表された製品はオープンエア型のヘッドフォン「SRH1840」「SRH1440」の2製品。
「SRH1840」は、録音スタジオのモニタリング用途にも利用できるオープンエア型の同社最高級モデル。音質に関連するスペックは再生周波数帯域が10Hz～30kHzで、インピーダンスが65Ωとなっています。左右のドライバ特性を揃えることで正確な高音と低音が再現できるよう調整されているということで、実際に音を聞いてみましたがかなり音域が広く高音から低音までにごりのないスッキリとした音声を再生してくれました。価格についてはまだ検討中ということですがおそらく7万円前後になるとのことです。
「SRH1440」は再生周波数帯域が15Hz～27kHzで、インピーダンスが35Ωというスペックのモデル。「SRH1840」と比べると再生の帯域が若干狭くなっていますが。HDオーディオレベルの音源だと違いがわかるかもしれませんが…。ちなみに、こちらも価格はまだ確定していませんが4万円前後を考えているとのことです。
7万円、4万円という価格はおいそれと出せるものではないと思いますが、音質に拘るユーザには質感や音質など、この価格だけの価値がある製品だと感じました。
