2011.09.06
先週のエプソンとキヤノンの発表会に続き、9月6日ブラザーの2011年年末商戦向けのプリンタ発表会がありました。ブラザーのプリンタといえばFAXや電話付きのモデルのイメージが強かったのですが、今年は「プリンターに第三の選択肢。その実力、予想外。」をスローガンに、FAXと電話機能を省いた複合機を市場に投入すると発表。非常に力の入ったイベントとなっていました。
イベントではまず、ブラザー販売の片山社長が現在の市場動向や、これからのプリンタに必要とされるのは無線LANやクラウド・モバイルとの連携機能であると説明。この点は、エプソンやキヤノンの発表会と同じでした。
ブラザー販売 片山俊介社長
続いてブラザー販売の三島取締役が登壇し、新製品の機能などについての解説へ。
ブラザー販売 三島取締役
新エンジンを搭載しヘッドのノズル数を2倍に増やしたり、紙送り機構を見直し排紙と給紙を連続させることで、従来モデルより3倍の印刷速度を実現していると紹介。また、片山社長のスピーチで触れられていたクラウドやモバイルとの連携機能については、パソコンを介さずにフェイスブックやフリッカー、ピカサWEBアルバム、エバーノートなどにあるデータをプリントする機能やiOSアプリの「iPrint＆Scan」について触れられました。ちなみにAirPrintへの言及がなかったのは少々残念。
新機能の説明に続き、コンシュマー向けインクジェット複合機「マイミーオ」シリーズが11モデル、ビジネス向けのインクジェット複合機＆プリンタ「ジャスティオ」シリーズが4モデル発表されました。その中で、最も今回の発表会を象徴していたのが「マイミーオ DCP-J925N」（実売想定価格：2万5000円前後）。新プリントエンジンを搭載したモデルで、クラウドやモバイル機器からのプリントへの対応や無線LAN＆有線LAN機能の搭載、4色独立インク（ブラックのみ顔料）といった特徴を持っています。
製品紹介のあとはマーケティングの話題に移り、梨奈カロリーナさんを起用したCMのプレビューや新しくPR大使に任命された峰竜太が登場し、片山社長とのトークが行われました。
