2024.03.06
Mac・iPhone・iPadと使える新作アクセサリを徹底レポート!
まもサーチ3＋ペット用ソフトカバー
私が検証しました！
早川厚志
フリーライター兼フォトグラファー。Mac向けソフトの新着情報Webサイト「新しもの好きのダウンロード」を約27年間運営しており、Macに入っているソフトは1000本以上。
［SPEC］
【発売】BBソフトサービス
【価格】5280円（まもサーチ3本体）、4950円（ペット用ソフトカバー）※まもサーチ3の通信料は月額528円／年額5500円
【主な仕様】
［まもサーチ3］サイズ：約49×49×15.5mm、重量：約39g、通信方式：LTE-M、通信エリア：SoftBank LTE通信エリア、測位方式：GNSS（GPS、みちびきQZSS、BDS、GLONASS）、Wi-Fi、基地局測位
［ペット用ソフトカバー］サイズ：約92×18×52.5mm、重量：約15g
［URL］https://mamosearch.jp
愛犬がまさかの脱走！対策をしなくては…
先日、キャンプ場のドッグフリーサイト（犬にリードをつけずに過ごせる区画）に愛犬2匹を連れて行きました。リードを外して走らせていたところ、脱走を防止するための扉が閉まりきっておらず…。気づいたときには1匹が脱走しており、行方がわからなくなる事態に陥りました。焦って探し回った結果、2時間後にようやく発見したという出来事があり、愛犬に“見守りデバイス”の装着を考えるようになりました。
そこで今回試したのが、見守り用GPSトラッカー「まもサーチ3」と、これをペットの首輪に装着するアクセサリ「ペット用ソフトカバー」です。
まもサーチ3は、ソフトバンクのLTE通信網と衛星測位システムに加え、衛星電波が届かない屋内や地下でもWi-Fiを利用して位置情報を更新してくれるデバイス。その情報がサーバを介して専用アプリ「まもサーチ」に送られ、ここから位置情報を参照できる仕組みです。製品の購入代金以外に通信料（月額528円もしくは年額5500円）がかかりますが、契約時の手数料や解約金は必要ありません。
なお、まもサーチ3はもともと子どもやお年寄りのために展開されている製品です。今年1月、そこにペット用ソフトカバーが発売されたことで、ペットの見守りにも活用できるようになりました。まもサーチ3は生活防水・防塵仕様（IP65）ですし、専用カバーもシリコン素材で水をはじいてくれます。そのため、愛犬が迷子になって雨に濡れてしまった場合でも、壊れて機能しなくなったり、カバーに水が染みて重くなったりする心配を減らせるでしょう。
中～大型犬向けで超小型犬でもなんとか
「まもサーチ」アプリを使うことで、まもサーチ3がある現在地のほか、過去90日間分の移動履歴も参照可能です。これにより、もしも愛犬が迷子になってしまっても彷徨った道筋を確認できる可能性が高まるわけです。また同アプリを使うことで、位置情報の取得間隔が1～2分の「頻度優先モード」と、3～4分の「バッテリー持ち優先モード」を選択することも可能。なお、それぞれの充電持続期間は「頻度優先モード」が約6週間で、「バッテリー持ち優先モード」は最大2カ月です。
実際に愛犬に装着してみたところ、体重約3.5キロのトイプードルには大きめでした。それもそのはずで、商品説明によると「中型・大型の犬や猫に最適」とのこと。幅が35ミリまでの首輪を通せますが、愛犬の首輪は幅10ミリ。かなり余裕がありますが、とりあえず固定はできました。もう1匹のティーカッププードル（体重1.1キロ）の場合、ハーネスの背中側に通すことで取り付けられました。愛犬を迷子にさせないように気をつけるのはもちろん、本製品を使うことで“守り”をさらに固めていきたいと思います！
【POINT】現在地と90日の移動履歴を確認
専用アプリ「まもサーチ」の画面。現在地をマップ上でチェックできるほか（写真左）、過去90日間の移動履歴も参照できます（写真右）。同アプリを使うことで、位置情報の取得間隔などの設定も変更可能です。
【POINT】超小型犬にも装着できた！
「ペット用ソフトカバー」は中～大型の犬や猫に最適なサイズ感で、首輪に通して使う設計です。自己責任ではありますが、筆者の場合はハーネスにとおして1.1kgの超小型犬に装着しました。今後、小型犬用のカバーも発売されることを期待しています！
検証報告
□LTE通信機能のほか、GPSにも対応しているのがポイント。電波の届かない場所でも位置情報を取得できます！
□ペット用カバーは中～大型の犬や猫に最適。小型犬や超小型犬の場合はハーネスに通して使う手もあるでしょう。
製品貸与●BBソフトサービス
