スターテック・ドットコム・ジャパン | 129N-USBC-KVM-DOCK|MacFan

アラカルト アップルのミカタ

スターテック・ドットコム・ジャパン | 129N-USBC-KVM-DOCK

文●栗原亮(Arkhē)構成●Mac Fan編集部写真●黒田彰

今おすすめの最新プロダクトの魅力に迫る!

スターテック・ドットコム・ジャパン株式会社

StarTech.comは、1985年にカナダオンタリオ州ロンドンで設立。現在、アメリカ、カナダ、イギリス、日本など世界23カ国で事業を展開するコネクタ、IT部品の製造メーカー(2008年にISO 9001登録)です。ITプロフェッショナルが必要とする見つけにくい製品を特定し、探し出し入手するソリューションを提供しています。また、StarTech.comは、幅広いコネクタ部品とともに、必要な製品を簡単に特定できるオンラインツール、およびリソースを提供しています。【URL】https://www.startech.com/ja-jp/

 

129N-USBC-KVM-DOCK

[販売]スターテック・ドットコム・ジャパン[価格]7万2989円
[URL]https://www.startech.com/ja-jp/universal-laptop-docking-stations/129n-usbc-kvm-dock

USB-C接続に対応したドッキングステーション。KVM機能により2台のMacのディスプレイ出力や入力機器を素早く切り替えられます。本体サイズは22.4(W)×4(H)×9(D)cm、重さは402g。VESA規格対応で、別売りのアクセサリによりディスプレイ背面などに設置が可能です。

 

 

【私がレビューします】Mac Fan編集部 笹本貴大

本誌編集長。MacとWindows PCの二刀流の方には、KVMスイッチの導入がおすすめです。

 

 

 

2台のMacをスムースに使いこなす

オフィスやスタジオで、複数のMacを作業内容に応じて切り替えて使用するのは珍しくありません。また、MacとウィンドウズPCの両方を並べて使用するシチュエーションも考えられます。この際にとても便利なのが、キーボードやマウスなどの入力デバイス、および外部ディスプレイの映像出力を切り替えることができる「KVMスイッチ」です。

近年のMacやiPadには「ユニバーサルコントロール」という連係機能があり、これにより1つのキーボードとマウス、またはトラックパッドを複数のデバイスで共有できます。しかし、動作の信頼性や安定性を重視すると、ITプロフェッショナルの現場で評価されているスターテック・ドットコム製の「129N-USBC-KVM-DOCK(以下、129N)」がおすすめ。この製品は、KVMスイッチの機能に加えて、有線LAN接続や周辺機器を共有するドッキングステーションとしても利用できるのが大きな特長です。

129Nの接続は非常にシンプルで、付属する2本のUSB-Cケーブルを2台のMacに接続し、背面のディスプレイポートから外部ディスプレイに接続するだけです。そして、フロントパネルのボタンを押すと、1台目と2台目のMacの映像出力を交互に切り替えることができます。また、背面のギガビットイーサネットで有線LANの共用も可能で、電源やネットワーク接続の状態はLEDインジケータの色や点滅でわかりやすく把握できます。

さらに、同製品はUSB PD(Power Delivery)3.0に対応しているので、付属の180W電源アダプタを接続することでアクティブなMacには最大90W、スタンバイ状態のMacには最大40Wで充電を行うことができます。この機能により、MacBookシリーズでは電源ケーブルが不要となり、2台のMacを同時に使用していてもデスク周りのケーブルがすっきりと整理できるメリットがあります。

 

アップルシリコンMacと相性抜群

129Nを利用するメリットとして、もうひとつ重要な点があります。アップルシリコンを搭載したMacの中には、チップセットの制約からサンダーボルト/USB4ポート経由の外部ディスプレイ出力が同時に1台までとなるモデルが存在します。そんなときでも、129Nにはディスプレイリンク(DisplayLink)社のチップが標準搭載されているので、専用ドライバをインストールするだけで、4K/60Hzのマルチディスプレイ環境を構築することが可能です。

さらに、前述のKVMスイッチ機能と組み合わせることで、マルチディスプレイ環境をまるごと切り替えることができるため、ソフトウェア開発や映像編集などのクリエイティブな作業にも活用できます。ただし、2台のMacにインストールするディスプレイリンクドライバのバージョンを統一しておく必要があるため、インテルMacとアップルシリコン搭載Macの切り替えを検討している人は、この点に注意してください。

 

高い拡張性と豊富なオプション

ドッキングステーション機能を備える129Nは、フロントパネルにプリンタや外部ストレージの接続に便利な拡張ポートが並んでいます。データ転送速度があまり要求されないデバイス、たとえば有線キーボードなどは最大480MbpsのUSB 2.0ポートに、データ転送速度が重要なストレージデバイスなどは最大10Gbpsに対応するUSB 3.2 Gen 2のポートに接続するのがおすすめです。また、USB-Cポートも装備されており、USB-C対応のiPhone 15シリーズやiPadを接続して、充電やデータ転送に利用することができます。

さらに、3.5ミリイヤフォンジャックとマイクジャックも搭載しているので、ビデオ会議の際にも便利に使えます。また、本体の側面には業界標準のセキュリティロックであるKスロットとナノKスロットが備わっており、オフィスだけでなくオープンスペースや学校の教室などでも安心して利用できるのもポイントです。

設置場所としては外部ディスプレイの下などデスクの上が一般的ですが、本体の底面には40ミリ間隔のネジ穴が4つあるので、別売りのスチールブラケット「SSPMSUDWM」を使用して壁面やデスクの天板の下に固定したり、同じく別売りのスチールブラケット「SSPMSVESA」を使用してVESA規格のディスプレイアームなどに取り付けることができます。オプションパーツも豊富に用意されていますね。

 

「129N-USBC-KVM-DOCK」のココがすごい!

USB-Cハブとしての機能も充実

KVMスイッチ以外にも、USBハブとしても豊富な機能を搭載しています。アクセスしやすい前面パネルにUSB 2.0のポートが2基、10GbpsのUSB-Aが2基とUSB-Cポート、さらにマイクとヘッドフォンミニジャックを備えます。

 

AppleシリコンMacでのデュアル表示に対応

「DisplayLink DL-6950コントローラ」の採用により、外部ディスプレイ出力が1台までに制限されているAppleシリコン搭載Macでも4K/60HzのデュアルHDMI出力が可能です。

 

ワンボタンで2台のMacを素早く切り替え

付属のUSB-CケーブルでMacを2台またはWindows PCを接続すると、外付けのキーボードとマウス、外部ディスプレイが本体前面のボタンで交互に切り替えられます。

 

私がおすすめします

遠藤信久さん
スターテック・ドットコム・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー

 

 

 

スピーカフォン内蔵USB-Cドック「DKTBRSPMPD」

「DKTBRSPMPD」(【価格】 4万3691円)は、会議室でのオンライン会議などに便利なスピーカフォン搭載USB-Cドッキングステーションです。ケーブルは56cmの巻取り式で、設定の手間なしに最大6~8人までのオンライン会議をすぐに始めることができます。本体には4K/60Hz対応のHDMIやVGA出力、2基のUSB-A(USB 3.2 Gen 1)、100WのUSB PDパススルーが可能なUSB-Cポートを備えています。

「Microsoft Teams」や「Zoom」など主要なWeb会議ソフトに最適化され、本体のタップ操作で通話の開始と終了、音量の調整やミュートを操作可能です。【URL】https://www.startech.com/ja-jp/universal-laptop-docking-stations/dktbrspmpd

 

製品貸与●スターテック・ドットコム・ジャパン株式会社