【実機レビュー】アプリで操作できるコードレス扇風機「+Style 扇風機 PS-FAN-W02」|MacFan

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【実機レビュー】アプリで操作できるコードレス扇風機「+Style 扇風機 PS-FAN-W02」

文●小平淳一

Mac・iPhone・iPadと使える新作アクセサリを徹底レポート!

+Style 扇風機 PS-FAN-W02

 

私が検証しました!
小平淳一

長野県で暮らすITライター&編集者。スマートホーム関連製品が好きだが、プラットフォームの分断が悩み。「ホーム」アプリでぜんぶ管理できるとよいのに…。

 

[SPEC]
【発売】BBソフトサービス
【価格】 1万6000円前後
【サイズ】サイズ(W×D×H):350×350×560/875mm(高さは2段階に調節可能)
【重量】約3.3kg(ACアダプター含まず)
【定格電圧】100V
【充電時間】約5時間
【運転時間(100%充電時)】約30時間(最小機能運転時)、約2時間(最大機能運転時)
【風量調節】12段階(アプリ)、4段階(本体)
【URL】https://plusstyle.jp

 

 

上品で音も静か!基本性能に高い満足感

書斎、リビング、ウッドデッキと、自宅のなかを転々として気分転換しながら仕事をしています。このときに気になるのが夏場の暑さ対策で、「自分が動き回るのに合わせて手軽に持ち運べる扇風機が欲しい」という思いから、コードレス扇風機を買うことにしました。どうせならiPhoneで操作できる製品がいいと思って探したところ、5月に発売されたばかりの新製品「PS-FAN-W02」を発見。さっそく購入しました。

箱から取り出した第一印象は「色がよい」でした。同じ白色のプラスチック素材でも、微妙な色味や表面の仕上げによって妙に安っぽく感じる製品もありますが、この製品はわずかに温かみのあるナチュラルな白さかつマットな仕上げ。品のよい佇まいで、インテリアから浮きにくいと感じました。

また、本機にはバッテリが内蔵されているため、ある程度の重量があると思っていましたが、手に持ってみると予想以上に軽いことに驚きました。3.3キロなので気軽に持ち歩けますし、それでいてバッテリ駆動は最大30時間という点も魅力的です。

いよいよスイッチを入れてみると、駆動音も予想以上に静か。最小風量では駆動音がほぼ聞こえず、iPhoneの騒音計アプリでも計測が困難なほどでした(本機運転前の室内と、最小風量でスイッチを入れた際のノイズレベルを比較しても、1デシベル変わるかどうか)。作業時や入眠時に音が気になることはまずなさそうです。

 

ユーザが操作せずともスマートに先回り

本機は、モバイル向けアプリを使って風量や首振りを操作できるのが特徴です。これらをリアルタイムで操作できるほか、詳細なスケジュール設定を行えるので、従来の扇風機に比べて柔軟に利用できます。「11時になったら、風量3、首振り60度で運転」などと細かく指定でき、「土日を除く毎日」といった繰り返しの指定も可能です。

さらにうれしいのが、自動化機能の「スマートモード」です。たとえば「外気温が25度以上になったら運転」といった条件で設定できるので、うまく設定すれば先回りして動いてくれます。

ただ、本機には温度計や湿度計は搭載されておらず、現在地点の“外気温”をWeb上で取得しているに過ぎません。建物内部の温度を条件にしたい場合は、同じく「+スタイル(+Style)」ブランドの「プラススタイル センサー(温湿度)」と連携させる必要があります。

このような点はあるものの、同アプリを使えば、シーン設定をしたあと、各シーンをシリ(Siri)ショートカットに追加して声で操作できますし、グーグル・ホーム(Google Home)やアマゾン・エコー(Amazon Echo)での操作も行えます。便利に活用できるシーンは多岐に渡りますし、本機を選ぶ価値は必ずや感じられるはずです。

 

【POINT】家の中で気軽に持ち運び

バッテリ内蔵で、最大30時間の駆動に対応。ウッドデッキやバルコニーなど、電源を確保しにくい場所にも簡単に持ち出せます。

 

【POINT】自動設定で操作いらず

iPhone/Android用のアプリ「+Style」で本機を操作できるほか、指定した温度になると自動的に運転を開始/終了させるスマートモードを利用できるのがいちばんのポイント。たとえば「外気温が25度になったら自動的に運転開始」、「23度になったら自動的に運転終了」といった設定を行えます。

 

検証報告

□扇風機としての基本性能が高く、満足感を感じる製品。色やデザインに安っぽさを感じない点も気に入っています。
□シーンに応じて運転を自動化できる機能は便利ですが、Apple Watchでも操作できるともっとよかったかも。