2020.09.29
2020年に一挙に進んだ働き方改革。もっとも大きな変化はテレワークの拡大で、それにより自宅でのiPadの重要度が増しました。iPadをいかに快適に使いこなし、仕事を効率化するか？ よく考え作り込まれたロジクールのiPadアクセサリを手にすることが、その第一歩になるでしょう。
“道具”の賢い選び方
職人やスポーツ選手、ミュージシャンが「手に馴染む」道具を選ぶのは、自分の思いどおりの作業やパフォーマンスを発揮できるようにするためです。これは、コンピュータを日々使う我々にとっても同じこと。アクセサリのちょっとした使い勝手やサイズ、ボタンの配置の違いは、作業効率を大きく変えます。たとえば、 使いやすいキーボードのおかげで1分間に10文字多く打てれば、1時間で書類をもう1つ作れるかもしれません。
アップルはコンピュータ本体だけでなく、キーボードやマウスといった入力デバイスにもこだわっており、純正品を開発しています。しかし、だからといって、必ずしもすべての人にフィットするとは限りません。手の大きさや利き手、キータイプのクセなど、アクセサリには多種多様なニーズが存在します。
純正品でなくても、手に馴染む最適なアクセサリを導入すれば、仕事効率はさらに高まります。そこで筆者がおすすめするのが、優れたプロダクトを多数展開しているロジクール社の製品。実際に使った代表的な製品を紹介しますので、ツール選びの参考にしてください。
iPadと一緒に使いたい! おすすめロジクール製品4選
［おすすめ１］高い静粛性と「くぼみ」が特徴複数台で利用できるキーボード
MX Keys for Mac
この「MX Keys」は、圧倒的な安定感と、滑らかで静粛性に優れた打鍵感を叶えてくれます。その秘密は、キーのメカニズムと、キートップのくぼみ。iPadと使ってみると、とにかく静かで、疲れず、ミスタイプを減らすことができました。テレワークでビデオ会議をしていると、ときどき家族がキーボードを叩く音が背後から聞こえてくることがありますが、この製品はどんなに集中して高速なタイピングをしていても、不快な音が響くことはありません。また、このMac版はこの夏に新たに発売されたもので、キー配列もAppleユーザ向けにアレンジされています。デバイス3台までペアリング可能で、iPadと一緒にデスクでMacを使っている場合でも、ワンタッチで接続を切り替えられます。キーボードをわざわざ2台用意する必要がないのは、非常にうれしいポイントです。
スライド作成ツールでは、テキストや図形・画像を自由にレイアウト可能。アニメーション設定やデザインテンプレートも搭載しています。
くぼみのあるキートップは高い静粛性を備えています。家族がいる環境での仕事にも最適です。
デスク上で、メインをMac、ビデオ会議をiPad…と使い分けている場合でも、接続をワンタッチで切り替えられます。
SPEC
【価格】1万5950円
【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mac-wireless-keyboard.html
【互換性】macOS 10.15／iPadOS 13.1／iOS 9 以降
【購入はこちらから】
［おすすめ2］手の平を委ねてリラックス！ iPadでの仕事が捗る極上のマウス
MX Master 3 for Mac
この「MX Master 3」は、正式にマウスがサポートされたiPadと組み合わせることができる「極上のマウス」と言えるでしょう。非常に鋭く反応する光学センサを搭載しているので、「マウスが動かなくてイライラする」といったことは一切なし。また、手の平全体でマウスを包み込むように握れるため、左右のボタンやホイールを指を伸ばして投げ出した状態でクリックでき、とても快適でした。このマウスには、左右のボタンのほかに、ホイール部分の押し込み、また親指で操作するサイドボタンが2つ用意されています。さらに、親指を押し込むジェスチャボタンも用意されており、iPadOSの「設定」アプリ→［アクセシビリティ］でさまざまな機能を割り当てることができます。ホーム画面の操作やDockの表示だけでなく、シェイク、検索などを瞬時に呼び出せるので、複数のアプリを切り替えながらiPadを利用する際に、非常に効率的に操作できました。なお、本製品も「MX Keys」と同様に最大3台までペアリングできます。
手の平ごとマウスに委ねる形でリラックスしたポジションをキープでき、まったくの疲れ知らず。手首に優しい配慮がうれしいです。
iPadOSでもサイドボタンに良く使う機能に割り当てられるため、画面にタッチせず、マウスだけでさまざまな操作をこなせます。
SPEC
【価格】1万4850円
【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/mice/mx-master-3-mac-wireless-mouse.html
【互換性】macOS 10.15／iPadOS 13.4以降
【購入はこちらから】
［おすすめ3］iPadを衝撃からしっかり保護するおしゃれなトラックパッド付きケース
Combo Touch
iPadは家の中でも身軽に移動できる仕事道具として最適です。そのiPadをしっかり保護し、快適なキーボードとトラックパッドを提供するのが、この「Combo Touch」。iPadの側面にあるSmart Connectorで接続できるため、ペアリングする手間もなく、すぐに使い始められます。iPadには純正の「Smart Keyboard」がありますが、キー部分までもがファブリック生地で覆われており、感触がイマイチな面も…。その点、こちらは打鍵感も良好。また純正品では背面が保護されないため、頻繁に持ち運ぶ人にとっては、本製品でがっちりガードするほうが安心です。
背面まで保護できるケースには、Apple Pencilも収納できます。キーボードは取り外しも可能です。
背面のキックスタンドで角度調節も自由で、安定性も高く、使うシーンに沿ってフレキシブルに利用できます。
SPEC
【価格】2万460円
【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/ipad-keyboards/combo-touch.html
【互換性】第7～8世代iPadまたは第3世代iPad Air／iPad Pro 10.5インチ（購入時にモデル選択）
【購入はこちらから】
［おすすめ4］膝の上でも快適にタイピング! 無駄のないキーボード一体型ケース
Slim Folio
「Slim Folio」は、Bluetoothで接続するケース一体型外付けキーボードです。Combo Touchと比べると、トラックパッドが省かれ、キーボードもキュッと詰まった印象ですが、iPadの保護性により優れているクラムシェル型ケースを採用しています。また、Combo Touchには難しい膝の上での利用にもぴったりでした。トラックパッドよりもスタイラスペンやタッチを多用する人にとって、Combo Touchよりもシンプルな選択肢となりそうです。
「Slim Folio」は第7～8世代iPadまたは第3世代iPad Airに対応していますが、iPad Proユーザ向けにも「Slim Folio Pro」が展開されています（11インチモデル：1万6500円、12.9インチモデル：1万7820円）。こちらもテレワークにぴったりのシンプルかつ高性能なキーボード一体型ケースなので、併せてチェックしてみてください。
iPadを保護しながら、タイピングモード、スケッチモード、リーディングモードの3種類のモードで自由自在の使い方ができます。
SPEC
【価格】1万4080円
【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/slim-folio-ipad-keyboard-case
【互換性】第7～8世代iPadまたは第3世代iPad Air（購入時にモデル選択）
【購入はこちらから】
［COLUMN］子どもが使っても安心・安全！ 教育機関に最適な製品も充実
日本ではGIGAスクール構想によって、全国の小・中学校で1人1台のコンピュータ配備とネットワーク環境の充実が進行しています。iPadは設定や起ち上げ、使い方が非常に簡単で、教員が望む授業をストレスなく実現できるデバイスとして注目されています。ロジクールでは、iPadの良さを活かし、長持ちさせながらよりアクティブに活用を実現する教育機関に最適なアクセサリも展開中。キーボード一体型ケースである「RUGGED COMBO 3」は、クッション性に優れたケースと防水キーボードが魅力で、子どもが使ううえでも安心です。また、スタイラスペンである「Crayon」は、Apple Pencilよりも低価格（9680円）で、iPadのペンシル機能をフル活用できるため、人気を博しています。
文●松村太郎
2005年からITとライフスタイルを中心に執筆するジャーナリスト。2020年より情報経営イノベーション専門職大学講師に就任。現在はほぼiPadだけで仕事をこなす。
企画協力●株式会社ロジクール
