E-りんご:エプソン 顔料インク用インクジェットプリンタ「PX-S5010」|MacFan

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アップルユーザに最適なエプソン製品の使い心地をレポート

E-りんご:エプソン 顔料インク用インクジェットプリンタ「PX-S5010」

A3ノビ対応でも驚愕のコンパクトさ!“顔料インク、レーベル印刷”もいいね

クッキリ印刷、スッキリ設置!共有が捗るA3ノビプリンタ

世の中たいていのモノには、何でもできる“万能タイプ”と、オールラウンドではないが特定のことに秀でた“専用タイプ”が存在するように思います。Macでいえば、前者はiMacやMacBookシリーズで、後者はMacミニやMacプロ。インクジェットプリンタなら、前者がプリントやコピー、スキャンも行える複合機モデルで、さまざまな利用用途を想定した多数のモデルがラインアップされる主流派であるのに対し、このPX-S5010は後者に当たる個性派モデルと言えます。万人受けはしないが、特定の用途には熱い支持を集める、実に貴重な存在です。

PX-S5010を使っている理由は大きく3つ。「A3ノビ対応」「全色顔料インク搭載」「メディアレーベル印刷対応」です。働いている小さな事務所には一般的なA4複合機があるのですが、毎月ときどきA3またはA3ノビでチラシやポスター、エクセル計算書等の印刷に利用しています。A4複合機ではプリントサイズが小さくて実用的ではありませんし、A3ノビ対応複合機を導入するのは非常に高価。そんなシーンにPX-S5010はピッタリとマッチするのです。

主にビジネスで利用するため、全色顔料インクいうのも大きなポイントです。プリントが濡れても、文字の上にマーカーなどを引いても、にじみにくい(*2)。一昔前と比べて顔料インクの発色性は非常に上がっていて、チラシやポスターに利用する写真やイラストも(染料インクには敵わないものの)十分に実用レベルです。また、この機種ならではの特長が、ブルーレイ(Blu-ray)やDVD、CDといった光学式メディアのレーベルに印刷が可能な点。得意先にデータ納品する際にレーベルが真っ白という訳にもいかないので、会社名やデータ名、納品日等をMacやウィンドウズPCの専用ソフトを使って印刷します。

この「A3ノビ+顔料インク+レーベル印刷」という組み合わせを持つインクジェットプリンタはPX-S5010をおいてほかにはありません。事務所やオフィス等で使うA4/A3複合機に追加する1台として、コピーやスキャンを必要としない環境ならば安価に導入できる1台として、特に建築・設計事務所ならパースや図面の印刷に、店舗のカウンター&バックヤードならPOPや熨斗紙の印刷などでも威力を発揮するでしょう。

 

 

PX-S5010

【URL】https://www.epson.jp/products/bizprinter/pxs5010/
【価格】オープンプライス(実売10万円前後*1)
【SPEC】サイズ:476(W)×369~785(D)×159~411(H)mm、重量:約8.6kg、インクタイプ:顔料、印刷速度:約11ipm(カラー)/約15ipm(モノクロ)、用紙サイズ:L判~A3ノビ

 

 

▶︎顔料インクって何?

インクジェットプリンタに搭載されるインクは、一般的に「染料インク」と「顔料インク」に大別されます。染料インクは発色がクリア、光沢感を得やすいというメリットがありますが、インクが乾燥するまでに時間がかかります。一方、顔料インクは高精細な色再現性や階調性、使える用紙の幅広さというメリットに加え、速乾性があるため早く色が安定します。また、水に溶けにくいので、耐水性が高く、濡れてもにじみにくいため、ビジネス文書などの印刷に適しています。

 

ただ、プリント機能のみのシングル機が抱える問題に、(ほかにA4/A3複合機がある場合は特に)「使用機会が減るほど使わなくなる」というものがあります。ましてやA3ノビ対応機の場合は本体サイズが大きくならざるを得ないため、事務所では“端っこ”に置かれがち。すると人目に触れる機会が減り、余計に使われなくなるという悪循環が起こります。まさに以前のうちの事務所がそうでした。

ただ、そこに変革をもたらしたのが、PX-S5010という新モデルの真の価値です。というのも、PX-S5010の本体は“驚くほど小さい”。ネットを見て知ってはいたのですが、実物は“想定外”にコンパクトです。以前のPX-1004の幅は61.6センチでしたが、それが47.6センチに。奥行きは約4センチほど増えていますが、高さは約6センチ減。体積比はなんと約65%で、フットプリント(設置面積)がとても抑えられています。

それゆえ「置き場所に悩むことがなくなった」という単純な話ではありません。導入後気づいたのは“端っこ”プリンタからの卒業、つまり事務所の中心にも気軽に置けるようになったことで存在感と共有感がアップし、より生産的に活用できるようになったのです。PX-S5010はワイヤレス印刷に対応しているので、ケーブルの呪縛からも解放され、離れた場所からも気軽に使えます。

個性派モデルだけに、個性的な部分について語ってきましたが、PX-1004から実に7年ぶりのリニューアルとあって、PX-S5010はプリンタとしての基本性能も大幅にスペックアップしています。中でも、前面用紙カセットと背面トレイを標準で装備している点、明るく見やすい2.4型のチルト式カラー液晶パネルを採用しているためインク残量の確認やネットワーク設定などをパソコンなしでも簡単に行える点、メンテナンスボックスをユーザが交換できる点、PX-1004のカラー約5.5ipm(A4縦)から、約11ipm(A4縦)にプリント速度がアップしている点など、実用性につながる改善が図られてます。

ただ、そうしたカタログ上のスペック向上よりも、PX-S5010はそのコンパクトさゆえの実用面での満足度がとにかく高いというのが率直な感想です。従来の大型のA3プリンタを持っている方は「サイズだけで」買い替える価値があると思いますし、A3ノビを諦めていた人は実物を見れば考えが変わると思います。「大きくて重たく、ときどき使う」から「コンパクトで、毎日使う」生産性を上げるパートナーとして、これからも愛して使っていきます。

 

※1 本誌調べ。
※2 マーカーによってはにじむ場合があります。また、用紙との組み合わせによってはにじむ場合があります。マーカーを使用する場合は、印刷後5分程度経ってから使用することをおすすめします。

 

全色くっきり顔料インク

顔料系インクなので、水に濡れてもにじみにくく、ビジネス文章や封筒、ハガキの宛名の印刷にも安心。解像度の低いWEBの文字も、ドライバで文字や線の輪郭を補正できます。

 

用紙交換の面倒を省く2Way給紙

よく使うA4用紙は前面用紙カセットに、A3サイズの用紙は背面トレイにセットするなど、異なる用紙の交換の手間がなくなっています。普通紙で用紙カセット最大200枚・背面トレイ最大50枚のセットが可能。

 

見やすいカラー液晶搭載

操作パネル部分には明るく見やすい2.4型のカラー液晶が搭載され、シンプルなボタンで設定などを操作できます。操作パネル全体の角度もチルト式で調整可能なので、設置場所に最適な角度で操作できます。

 

自動両面印刷に標準対応

A4とB5の自動両面印刷が可能なので、用紙の節約やファイルスペースの効率化が図れます。「高速MACHヘッド」を搭載し、1分間にカラー約11ipm、モノクロ約15ipmのプリントが可能です。

 

貴重なレーベルプリント

Blu-rayやDVD、CDのレーベル印刷が可能。データのバックアップや、データ納品の際にも手軽に盤面をデザインしプリントアウトできます。

 

設置場所の自由度が高い!

収納時の設置面積は横幅476mm×奥行き369mmとA3ノビ対応プリンタとしてはとてもコンパクトで置き場所を選びません。Wi-Fi 5GHz帯対応なのでほかのワイヤレス機器との干渉を受けにくく、安定して高速なワイヤレスプリントが可能です。

 

【ココもいいね】
紙詰まりなどの操作トラブル時には、液晶パネルにガイダンスが自動的に出てきます。対応の手順がステップごとに表示されますので、短時間で対応してプリント作業に復帰できるのが利点です。

 

【ココもいいね】
インク残量が切れそうなときの「黒だけモード」や、透かしパターン、スタンプマークのプリント機能、用紙の貼り合わせによる大判のポスター印刷など、業務に役立つ機能も充実しています。

 

企画協力●エプソン販売