ラグジュアリーカード

2022年の振り返り
2022年は2021年からの勢いままに順調に伸びた印象

2021年11月の話になるが、日本上陸5周年記念として発行した、天然ダイヤモンドをあしらった最上位クレジットカード「Mastercard Black Diamond(ブラックダイヤモンド)」。

その年に、このブラックダイヤモンドで、アメックスから業界一位の座を奪った勢いは、2022年も止まることはなかった。2022年は、ターゲット層を明確にしたことで入会金110万円、年会費66万円と高額ながらカード会員が順調に伸びたようだ。

新規顧客開拓では、若年層の経営者層に向けた招待イベントや、会員同士が交流できるコミュニティーの場の提供と、これまでのクレジットカード会社が提供するサービスの枠を超えた、顧客にとっても魅力的なサービスを提供してきた。

2022年は、ラグジュアリーカードの戦略に合わせて市場が成熟したともいえる。マーケティングや新規顧客開拓の結果が、見え始めた年といってもいいだろう。

2023年の展開予測
会員同士の交流やイベントで新しいお金の使い方を提案

　一昨年ブラックダイヤモンドで、アメックスから業界一位の座を奪った勢いは、今年も止まることはなさそうだ。もちろんアメックスやダイナースが築いてきたプレミアムカードの世界に新規参入したので、後発のメリットは大きいだろう。

その勢いからは、今年もさらなる招待イベントや会員パーティーなどのサービスに期待したい。そこに集まる人たちのステイタスが保証されているコミュニティの価値は非常に高い。さらにラグジュアリーカードの企業カラーが明確になるだろう。