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投資信託の価格と利益の種類

「規模」を示す純資産総額と「価値」を示す基準価額

 

純資産総額と基準価額



 

基準価額の算出方法



純資産総額:投資信託が投資家から集めた資金の総額と、ファンドの運用結果を加えた金額。純資産総額が大きい方が、より幅広い投資ができる

[例]1万人が1万円ずつ購入=1億円運用がうまくいき5%の利益を獲得すると、純資産総額が増え、1億500万円になる


基準価額:投資信託の売買価格のこと。純資産総額を販売している口数で割り算したもので、運用実績と比例する。株価と同様、上昇分が利益になる

[例]全1万口のファンドで、純資産総額1億円なら、基準価額は1万円。口数が1万口のまま変わらず、運用益によって純資産総額が2億円に増えると、基準価額は2万円になる


 

純資産総額は投資信託の規模を示す


「純資産総額」は、投資信託が投資家から集めた資金の総額にファンドの運用結果を加え、コスト等の負債を差し引いた金額です。ファンドの運用実績や分配された金額によって増減します。株式の場合は、需要と供給のバランスで変動する1株当たりの価格(株価)で売買されますが、投資信託の場合は、1日1回表示されるファンド1万口あたりの価格で売買されます。この価格を「基準価額」と言います。

基準価額は、その時の純資産総額を、1万口あたりの時価評価にしたものです。なお、投資信託の取引には「口数」という単位を使います。投資信託の新規募集時の基準価額はすべて1万円(1万口)に設定されています。 ファンドを選ぶ際には、純資産総額が大きく、基準価額が上昇しているものを選ぶと安心と言えます。


 

普通分配金と特別分配金

 

普通分配

特別分配




分配金:投資信託の運用の結果、得られた収益を口数に応じて決算ごとに投資家に分配するお金のこと。状況によっては分配金が出ないこともある

[例]年2回分配型の投資信託を1万円で1万口購入し、決算月の6月に基準価額1万200円から100円の分配があった場合、分配金100円を受け取り、基準価額は1万100円になる


特別分配金:元本払戻金ともいい、分配金が支払われた際、分配落ち後の基準価額が個別元本を下回る部分に相当する金額を指す。分配金は課税されるが、特別分配金は非課税となる

[例]毎月分配型投資信託を1万円で1万口購入し、1万円の基準価額で毎月100円の分配を受けた後、基準価額は9,900円になる

 

利益を得る方法は「分配金」と「譲渡益」


投資信託では、「分配金」の受取と「譲渡益」という2通りの利益を狙うことができます。分配金は、運用期間中決められた期日に、運用実績に基づいて得られた利益を各投資家に口数に合わせて払い出すお金です。分配金には、「普通分配金」と「特別分配金(元本払戻金)」の2種類があります。

普通分配は分配後も基準価額は購入時の個別元本を下回りませんが、特別分配は元本の取り崩しとなるので、基準価額は購入時の個別元本を下回ります。普通分配金は課税され、特別分配金は非課税です。

「譲渡損益」は、保有するファンドを売却したときに発生する損益です。ファンドを売却(解約)した時の基準価額が購入時の基準価額を上回っており、諸々のコストを控除した後にプラスであれば譲渡益(値上がり益)となり、マイナスであれば譲渡損となります。
 

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